人が変わる時、人生の転機には悪いことが起こる時があります。
良くなる前に膿み出しのような悪い事を出し切るのを好転反応、変わることを拒むような出来事が起こったりして覚悟を試されるのが神様のテスト、などが有名だと思います。そして変化が大きいほど悪いことも大きいと言われています。
自分を変えたい。しかし転職や環境を変える時はさほどでもないのですが、今の環境のままで自分を変えることはとても勇気がいります。”失うものなどない”そう思うものの守りに入ってしまう。
偽った自分が受け入れられていたなら、ありのままを否定されるかも知れない。会社を辞めることになり、今まで積み上げたものを全部失うかも知れない。年齢のせいなのか迷いが出てしまう。
ちょうどIさんと出会って7か月の頃、会社でトラブルが起こりました。全く関係ない私まで非難され、とてもショックな内容でした。これまで私のしていたことが全部裏目に出ていたんだと認めるしかなかったのです。
でも乗り越えなければ試練は何度も来ます。泣き寝入りはしたくない。
その時”Iさんならどうするだろう?”相手を責めない、言いたい事は冷静に伝える、解決策を見出すだろうなと思い、努めて冷静に振る舞いました。
その後すぐにお互いが理解できるきっかけになり、これまでの心の垣根のようなものが取れて今では良かったと思えますが、その日は悔しくて何年かぶりに大泣きしました。
誰かに慰めて欲しかった、あなたは悪くないと言って欲しかった。今までならとても耐えられなかったほどのショックでしたから。でももう被害者の顔はしない、そう決めたのです。
これは知らず知らずのうちに、Iさんの存在が大きくなっていたことに気付かされる出来事でもありました。