潔さと儚さ

先月。リヴァイ兵長が好きすぎて、押し込めてるタトゥーへの憧れが再燃した。

そもそもリヴァイって名前からして良い。ちなみにローマ字表記だとLEVIになるのだが、これまたスタイリッシュである。

彫るのはいいとして。実際のとこ人名ってどうよ。しかも二次元ってどうなのよ。一時の気の迷いとかシャレにならんので、とりあえずタトゥーシールをオーダーしてみた。

が、これは失敗。いわゆる子供だましってやつですかね。これなら自分で作れたなーというシロモノだったので、経験を買ったと思っておこう。

それを経てジャグアタトゥーに辿り着き、今に至る。表皮を染めるので水や摩擦に強く、約2週間程度持つのだ。めっちゃテンション上がる。

 

二次元なんぞに全く興味のなかった私がどうしてここまで入れ込むことになったのか。それは多分、リヴァイの『潔さ』に惚れたんだと思う。

唐突にIさんのことを書くけども。Iさんが独立した後、HP経由で彼のSNSを知って、過去のつぶやきを遡ったことがある。そこには私が彼に強烈に惹かれた理由があった。

『自分の命に執着がない』

普通より遥かに精力的に生きている彼を見ている人は理解できないかもしれない。でも私にはなんとなくわかる。命に執着がないからこそ『生きる』ことに執着するのだ。

”いま”しかないから。

 

この炎天下で働くこともある業務の人達が私はとても心配でして。水分は足りているのか、体調の変化はないかと気が気じゃない。

去年会社に入ってきた男性(只者ではないオーラの人)とそんな話をしていたら。「大丈夫ですよ」「もう僕はいついなくなってもいいんですけどね」と澄んだ目で笑った。

「自分なんていつ死んでもいい」と似ているのに、清々しさすら感じるのは『ちゃんと生きてる』からだと思うんだよな。

なんか、あの人たちの雰囲気って独特だ。

潔いから儚さを感じるんだろうか。