感謝のチカラ

私は置き配がメジャーになる前からこのシステムを利用しており、今では指定しなくても勝手に置いて行ってくれる。配達員さんに「万が一、盗まれても責任は問わないこと」「盗まれて困るものはこちらで営止めにすること」を何度も説明した結果なのだが。

しかし日本郵便だけは配達員さんが一定でない、口頭で説明する機会がないという理由でなかなか浸透せず。なので毎回メモを玄関ドアに貼り付けるという面倒な作業をしている。

ところが最近来る人(Sさんというらしい)は、メモを貼り忘れても丁寧なメッセージと共に置き配をしてくれるのです。なもんで昨日はちょっと油断していて、メモを貼るのを怠ってしまい。会社で追跡すると『持ち戻り』になっている。

あー…やってしもうた。基本再配達の依頼はしない派なので、翌日近くにある本局まで取りに行くことになる。いや、メモを貼らなかった私が悪いんだから全然いいの。

ただワタシ地方は積雪で交通麻痺を起こしていて。運転好きとはいえ、流石に通勤だけでグッタリなのよ。

置き配というシステムは賛否両論あるけれど、Sさんという人はきっと気の利く人なんだろうな、ありがたい存在なんだなと妙に感謝する1日であった。帰宅して不在票を見るとやはりSさんではなかった模様。仕方ない。

それから2時間ほど経つとインターホンが鳴り。もちろん無視して掃除をしていると、ポストに紙が落ちる音がした。

「なんだ?」

”不在の分です。置き配させていただきました。”とSさんからのメッセージが。連絡もせず日本郵便が同日に再配達をしてくれることはほぼない。少なくとも私の記憶にはない。

本当に有難かった。そしてSさんと感謝の力はすごいなぁと思いました。