手綱

腐ったマフィンの件見てて昔の上司を思い出した。クソすぎるがゆえ私の人生になんの影響もなくて、多分ここに書いてない気がする。

マフィンの件さ、一番優先するべきなのは健康被害に遭った人だと思うんだけど。外野が追い詰めて当事者不在になったら意味なくない?昔の上司は、いわゆるこの無責任な外野タイプであった。

その会社にいた時、仕事帰りにたまたま家とは反対方向へ向かっていた途中で、割と大きめの事故したんですよ。そしたら相手側の車屋がすっ飛んできて、ついでになかなかクセのある人で。

そこへ運悪くその上司が通りかかってさ、最悪ってもんじゃない。「うちのスタッフになにしてくれとんねん」ぐらいの勢いで噛みつく。こういう時だけ無駄な正義感出すよな。「いや、大丈夫なんで」と早々にお引き取り願いました。

ぜーったい話がこじれるから。私側の車屋さんも到着し、「相手が悪くても迂闊なことを言わないほうがいい」という合意の元、穏便に話を済ませ、最終的にこちらの過失割合はかなり少なくなった。

そのあと、昔の上司は痴話喧嘩で路上に押された人を撥ねたんです。直後は相手が謝ってたらしいけど、一転して殺人未遂だかなんだかで裁判沙汰になりました。

パラレルワールドじゃないけどさ、分岐点ってやっぱあると思うのよ。自分のことに関して、無責任な外野に手綱を握らせてはいけない。

それは自分の責任でもあるのだ。