2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

自己愛の誤算

「自分を認めて欲しい」という気持ちがなくなった私は、仕事の上でも本来の自分に戻りつつありました。 私は好きで営業をしているのではなくて、向いている仕事がたまたま営業だったのです。本当は頼られるのも好きなほうではありません。 ですが足繁くお得…

自己愛の強い人と戦う9

親への思いを昇華した私にとって、現上司である自己愛はもう必要ありません。 私はサラリーマンとして”人前では反論しない”と、かろうじて残っていた自己愛への気遣いを全て捨てました。言い掛かりは無視する。暴言には暴言で返す。時には冷静に自己愛の言動…

認めてほしかっただけ

Iさんが自分の中にいるような感覚になった辺りから何かが急速に変わり始めた。 ずいぶん以前から私の母親は何らかの障害を持っているんじゃないかと疑っていて、実際に何度も診察を勧めましたが拒否されたまま今に至ります。 考察の結果、やはり自己愛性人…

自己愛の強い人にとっての仕事とは

私の知る限り自己愛は頼みごとが多いのも特徴的です。ネットで検索すれば簡単にわかるのにわざわざ人に聞くといった簡単なことから、今しなくてもいい事を急いでいる人に頼むといった嫌がらせに近いことまで、とにかく他人の手を煩わせます。 自己愛は自己評…

3か月で辞めた会社の話・その4

3か月目に入り私は再び営業に戻される事になりました。今度は系列会社の営業と兼任だそうです。その会社の営業の方が体調を崩してしまったので補佐をしろということらしい。 そしてもれなくその方も暴言を吐き散らかすタイプでした。自己愛と違うところは営…

3か月で辞めた会社の話・その3

その日の朝いきなり「外回りはしばらくいいから、現場(作業場)で働いてもらう」と指示されました。 商品を売るには現場を知る必要があるので、それが嫌がらせであることに気付かず従ったのですが。 初めて入った作業場はほぼパートの方でまかなわれており…

3か月で辞めた会社の話・その2

初めに昨日の記事の”やたらに連れ歩くという行為”について補足をしておきます。 自己愛は虚栄心の塊なので優れたものが大好きです。手前味噌ではありますが、私は第一印象が良いと言われるので営業の武器になりやすい。そういう人を部下に持った自分を見せた…

3か月で辞めた会社の話

私は過去に営業として採用され、僅か3か月で退社したことがあります。その原因も自己愛だったのですが、当時の事を書いておこうと思います。 思い入れの強かった以前の会社を、自己愛からの執拗な嫌がらせによって去り、鬱とPTSDを発症したのち復帰した…

Iさんの話15~人を選ぶ~

私が少し不安に思っていたことが起こってしまった。Iさんが一部の人にからかわれていた所を見てしまいました。遠かったので言葉は聞き取れませんでしたが、しぐさや目線ではっきりとわかったのです。 彼は無言で立ち去っていましたが、蔑むような冷たい目を…

いい人が他人を苦しめる時もある

この頃から急にお客様(女性)から「若くなった」「キレイ」と言われることが増えました。嬉しかったです。 特に何もしていないのですが、もう親の事を考える時間がほとんど無くなったからかも知れません。私は以前から考えていた副業を始めたりと前を向くこ…

Iさんの話14~幸せになる覚悟~

Iさんへの想いが変わっていく中、少し困ったことがありました。Iさんのぎこちない態度に周りの人が気付き始めたのです。 あからさまに二人を観察するように見る人もいれば、遠巻きにヒソヒソ話をする人もいました。 幸せ恐怖症の私にとっては辛い状況で、…

Iさんの話13~我慢が人を傷付ける時もある~

ついこの間まで泣き寝入りしていた私が自己愛に立ち向かうようになったのは、Iさんの存在があったからにほかなりません。 私は毎日Iさんの事を考えていたからか、たまに妙な感覚になる時がありました。言葉で説明するのは難しいのですが、Iさんが自分の中…

自己愛の強い人と戦う8

それから、これまで自己愛のためにしてきた根回しやフォローを放棄しました。これはサラリーマンとして間違えているかも知れません。 しかし私は自己愛の言葉通りに動いたまでです。もう言葉の裏を読んで気を利かせる力を使いたくありませんでした。 万が一…

自己愛の強い人と戦う7

以前書いたように、私はお客様をとても大切にしているつもりです。だからそれまで自己愛によって引き起こされたミスやクレームを全部自分がかぶってきました。 自己愛はターゲットに攻撃しても怯まないと分かった場合、相手の大切なものを傷付けるなど間接的…

Iさんの話12~自分に正直に~

出会って10か月が過ぎた頃のIさんは顔を赤くしつつ笑顔を見せた直後、我に返り冷静さを取り戻すという挙動不審な態度を繰りかえしていました。 恋愛感情ではなくても、好意は持ってくれているのかも知れない。今までなら嬉しくて舞い上がっていたでしょう…

自己愛の強い人から攻撃される理由

私は人の顔色を見る性質を生かして営業をしていますが、顧客に嫌われたことがほぼありません。例え嫌われていたとしても「担当を変わって欲しい」などのクレームがない限り一向に構わないのです。 人の顔色を正確に読むには、まず相手を知らなければなりませ…

自己愛の強い人と戦う6

自己愛からのパワハラは相変らず続いており、理由もなく担当を外される(システム上、正式ではありませんが接触を阻まれる)、顧客からの大切な伝言を伝えられない、重要な書類を隠されるなど業務に支障が出るまでになっていました。 しかしこんな経験は今に…

Iさんの話11~乗り越える力~

この頃からIさんは急に饒舌になったり、話すと顔が赤くなるようになりました。プライベートな事を話す事もあり、何らかの変化があったのだと思います。 対する私はIさんの感情が流れてくるような感覚を持ったのです。目の奥や、言葉と言葉の間の沈黙にある…

自己愛の強い人と戦う5

自己愛との話し合い(ほぼ口論ですが)の中で「人の気持ちなど考えていられない」し、そもそも「自分がそんなことをする必要などない」という趣旨の発言がありました。 自己愛にとって他人の気持ちを考えるという行為は、媚を売るのと同じだと思っていること…

Iさんの話10~自己愛と幸せ恐怖症~

Iさんと出会って9か月が過ぎたある日、遠回しに外見を褒めるようなニュアンスを感じることがありました。ただの自意識過剰かも知れませんがとても嬉しかったのです。 私は幸せ恐怖症で、簡易チェックから抜粋すると「自分だけ幸せで申し訳ないように感じる…

自己愛の強い人と戦う4

自己愛はとにかく褒められるのが大好きです。というより褒められることに依存しているように見えます。 ですので他人を褒めることはほぼありません。時にありますが自分より格下だと思っているか、心理的に自分のテリトリーの中にいる人のみです。 そうでな…

自己愛の強い人と戦う3

私は自己愛からのパワハラに対する大人の対応として何度か話し合いの場を持ちましたが、自分に都合の良いように記憶はすり替えられ、不利になると論点をずらされる。全く話になりません。 そのくせ粘着質ですから、こちらが距離を取るとあからさまに落ち込ん…

Iさんの話9~割れ窓理論~

パワハラによって悪化していた体調が少し良くなりかけた頃に会ったIさんは、困ったような切ないような不思議な顔をしていました。少し話した後「安心した」と小さな声でつぶやいたので、どうやら私の体調を心配してくれていたようです。 Iさんの言葉には他…

幸せ恐怖症

私は潜在意識のことを自分なりに学び出して10年近く経ち、ある程度までは変われたと思いますがそこから進めない。順調にいけばいくほど怖くなり、幸せになりたいと願いながらブレーキをかけてしまう。 ”自分が幸せになることが許せない”という訳のわからな…