自己愛の強い人と戦う4

自己愛はとにかく褒められるのが大好きです。というより褒められることに依存しているように見えます。

ですので他人を褒めることはほぼありません。時にありますが自分より格下だと思っているか、心理的に自分のテリトリーの中にいる人のみです。

そうでない人が褒められるのを極端に嫌い、その場に居合わせた場合は無理やりにでも粗を探してこき下ろし、自分を上げようとします。挙句の果てに褒めている当人まで「その考え方は間違っている!」と言わんばかりに攻撃することもしばしば。

 

これは、推測ですが「正しいことをすれば褒められる」という刷り込みにより「正しさ」に振り回されているのではないかと思うのです。そして本人は正しいと思う事をしているから褒められないと不愉快になるのではないでしょうか。

正しいとは思っているけど、本当にしたい事ではないのかも知れない。

つまり自分を生きていない。多分我慢をして自分なりか、または誰かに押し付けられた「正しさ」で生きているのだと思えて仕方がないのです。

その正しさが評価されないと感じた時に自分を支えることができないのでしょう。実は正しいかどうか自分でもわかっていないから。

自分は間違っていないと思いたい。他人の思考など自己愛にとってはどうでもよくて、自分が正しいと認識できればそれでいい。例え嘘でも「あなたが正しい」と言われることで溜飲を下げるのです。

 

こう考えるとますます自己愛の為に落ち込む時間がもったいないと思うようになるのでした。