2017-01-01から1年間の記事一覧

Iさんの話24~誰かの存在~

先日少し遠方まで年末のご挨拶回りに行った際、あるお店を通り過ぎた時にIさんを思い出しました。去年の同じ時期にそこで昼食を取った時、友人からの電話でIさんの仕事の話をしたからです。 その時、まさかIさんを好きになるとは思いもしていなかった。そ…

「人の気持ちがわからない」とは

以前書いたメサコンちゃんに「(私)さんに私の気持ちはわからない!」とキレながら泣き喚かれたことが何度もあります。そして当時の上司からも自己愛からも「頑張ってもできない人の気持ちを考えていない」とのお言葉。結局あれは何なのだろう。 私は十数年…

自分を許す

家事に関して母の存在が消えたと感じたのはとても早かった。料理を優先しているので少し掃除が疎かになることもあるのだけど、ふと自分を責めていないのに気が付いたのです。確認の為に「母みたい」と呟いてみたけど全く心が動かなかったことが不思議でした…

反抗期が続いていた+Iさんの話

前回の記事で書き忘れたのですが「親のようになりたくない、という気持ちは未だに反抗期を続けているのと同じ」という言葉がとても心に響きました。 私は母ができなかった事をするのが悔しかったのかも知れません。母の顔色を見て機嫌を損ねないように家事を…

反面教師と親の軸

私はずっと「母のようになりたくない」と反面教師にして生きてきたつもりだった。しかしこうなってしまったのは「なりたくない」と思い続けてきたせいもあると思います。 潜在意識の話になりますが、例えばお金を望んだ時「お金持ちになりたい」と「貧乏にな…

母のようになりたくなかったのに

身体を壊して、もう一つ解決したことがあります。 その最中、私は起きていられなかったので寝たまま食事をとっていました。周りに積み上がっていく食器やゴミを見て、今の自分は母と全く同じだと思った。「私はどう抗っても母のようになってしまうのかも知れ…

自己犠牲

私はメサコンちゃんの事を報告せず、意に反して助長させてしまった。その理由は彼女が母に似ていたからです。 私の母も「ダメな人」で、母の言う事はことごとく明後日の方向へ向いていて全くあてにならない。子供なので従うしかなかったのだけれど、当然間違…

通過点

”メサコンちゃんの話”では二人の事しか書いていないけれど、本当は他にも自己愛や依存者が絡み合ったカオスな環境でした。それでも私が一番好きだった仕事だったから耐えられたのだ。 私は最近までこの会社の事を引き摺っていた。あの時どうするのが正解だっ…

メサコンちゃんの話③

彼女は依存ちゃんがいない時は他の人の所へ手伝いに行き感謝の言葉をおねだりしていた。もちろん乗らない人もいたのだけど、依存ちゃんの仕事の負担が掛かることに辟易して退職してしまうなど、完全に彼女に振り回されていた。 その結果、依存ちゃんは私の上…

メサコンちゃんの話②

彼女は以前の会社で退職推奨されていて、彼女に頼るようになっていった女性(以下依存ちゃん)は解雇されたそうです。両方が「仕事が出来ない」という劣等感を持っていたことが二人を親密にしていくのでした。 依存ちゃんの面倒を見ることに生きがいを見出し…

メサコンちゃんの話

私が出会ってきたメサコンの共通点は、親から「ダメな子」として育てられた・大人になっても「ダメな人」扱いをされている、もしくはされていたことです。それにより慢性的に必要とされることを渇望しているのだと思うのです。 私が以前小さな営業所で働いて…

メサイアコンプレックス

私は自己愛を見捨てるのと同じく共依存者も見捨てました。突き放したという方が正しいか。 この辺りから自己愛に変化が見られるようになったのです。まず言葉遣いが丁寧になり、他人を気遣う言動が増えました。上っ面だけでしょうけれど。それから共依存者と…

緩慢な自殺

まだ書いていなかったと思いますが、私はアルコール依存症です。 10代後半から20代半ばまでは毎日浴びるほど飲んでいて、その後も量は減ったものの350mlを6缶程度飲み続けており、ついに体が壊れてしまいました。急激なストレスも一因だそうですが…

自己愛と器

私が入社した時、ちょうど変革の時期だったのだと思います。 それまでは、ほぼ一つの部門だけで成り立っていて、現状維持もしくは先細りになる可能性が高かった。なので新たな部門に営業を移して開拓する計画を進めていたのです。 自己愛は元来技術者であり…

自己愛の強い人と戦う17

その後の自己愛は、社員からの関わりたくない雰囲気を察したのか意地になっていたのかはわかりませんが、自力で乗り切ろうという雰囲気が見て取れました。 しかし会社が繁忙期に入ったこともあって、相当な負担が掛かっていることは明らかです。本当は暴言の…

精神的な冤罪

満たされない人は幸せを感じられない。常に飢えている。そういう人は心の底から不幸が好きなのだと思う。不幸でいる事にメリットを感じているのです。 不幸でいた方が守ってもらいやすい。思い通りにならない時も自分を正当化し、相手を責めることができる。…

似非弱者

私は子供の頃から「自称:かわいそうな人」はどうしてあんなに声(音量ではなく)と態度が大きいのかという疑問を持っています。 そのきっかけはやはり家族なのですが、”我慢できない人は結局許される”という風潮は社会に出ても変わらない。 実際に自己愛の…

不幸になっても毒親への復讐にはならない

以前、ある掲示板を覗いていた頃に「自分が不幸になることが親への復讐」という言葉をよく目にしていました。 自ら不幸を望む心情は理解しにくいと思うけれど、私も無意識にそう思っていた時期があります。不幸になった自分を見て罪悪感を感じて欲しい。言葉…

Iさんの話23~Iさんはツインレイなのか~

結局Iさんは私のツインレイなのか。私はおそらくそうだと思っています。おそらくというのは、何となくですが私がこの世を去る時にしか解らないような気がするからです。 ツインレイとはソウルメイトの中でも唯一無二の存在、魂の片割れだそうです。他のソウ…

この3か月間

私は友人を亡くしてから、自分ではない誰かが動いてくれている気分と書いたのですが、友人達やIさんと会えなくなってからは自分が分離したような気持ちで生きています。 喪失うつではないかと疑ったりもしてみましたが、そうでもなさそうな気がする。 日記…

子供を産みたくなかった

私が元婚約者を思い出したのは、言葉は交わさなかったものの再会してしまったからです。記憶から抹消していたものの、安易に結婚を受けておいて簡単に裏切ってしまった罪の意識だけはずっと抱えていました。 しかし、当時の私は「この人の子供を産みたくない…

思い出補正

私は20代後半の頃に婚約していた人がいました。知り合った当時、彼が既婚で私には恋人がいた。そして遊び仲間の一人としてのお付き合いが数年経った時、彼は離婚し偶然私も恋人と別れた。そのタイミングで結婚を前提に交際を申し込まれたのです。 私は彼を…

自己愛の強い人と戦う16

Iさんと出逢って13か月目くらいの頃、微妙な空気を保ったままの社内で、自己愛もまた微妙な態度をしていました。 社内では私宛の電話が極端に減り、代わりに自己愛への取次が増えたのです。その時の自己愛の嬉しそうな顔が、私はとても哀しかった。 この数…

精神の二極化

貧富の二極化が進んでいる中、私は精神的な二極化の方が気になっています。 今年の初夏ぐらいだったか、ネットで話題のツイッターを見ていて心が豊かな人とそうでない人にはっきり分かれてきたなあ、とぼんやり思いました。 この1年余り、自分が自身の変化…

魂の岐路

私は今の会社に入った時、古参社員から「受け入れられていない」と感じました。自己愛寄りの人間だと思われていたせいだと思いますが、まず3年は我慢しようと思ったのです。 その方達は元々の波動が高いのに、色々なものがまとわりついているような気がして…

Iさんの話22~魂の年齢~

Iさんが長期出張に行ってしまうまで、1度しか会えないまま暫くのお別れになりました。 最後の日はいつもより長くお話をしていたのですが、私とIさんはずっと見つめ合っていた。普段なら他人と視線を合わせ続けると落ち着かないのだけれど、私はいつも彼の…

自己愛の強い人と戦う15

私と自己愛はそれから会話をしなくなりました。 私は指示がなくても大抵の仕事はできますし、必要な時はメモを渡すだけで事足りるのです。無視される=自分の存在を否定されることが我慢できない自己愛はどこまで耐えられるだろうか。 そして本来、自己愛が…

魂のステージが上がると

波長が良い方へ変わる時は魂のステージが上がると言われています。そうなると人間関係が一層整理されることもあります。 今回はあまりにも短期間の間に予期せぬ事が続いたので、かなりナーバスになってしまいましたが、いわゆる膿出しの期間だったのでしょう…

自己愛の強い人と戦う14

私は自己愛に退社する意向であると伝えましたが、時期を明確にしたわけではありません。自己愛は”何をしても辞めないだろう”と高を括っているからこそ攻撃するのです。それが許せない。そしてそう思われたままでは、何を言っても無駄ですから。 自己愛に対し…

Iさんの話21~波長の変化~

友人が亡くなってから数日後、Iさんに会いました。 その日のIさんは、ほとんど笑うことがなかったような気がします。そして帰り際に長期の出張が決まったのだと言われました。最低でも4か月位になるそうです。 しばらくしたらIさんに会えなくなってしま…