不幸になっても毒親への復讐にはならない

以前、ある掲示板を覗いていた頃に「自分が不幸になることが親への復讐」という言葉をよく目にしていました。

自ら不幸を望む心情は理解しにくいと思うけれど、私も無意識にそう思っていた時期があります。不幸になった自分を見て罪悪感を感じて欲しい。言葉にしなくても暗に「自分がこうなったのはお前達のせいだ」と親を責めたいのです。

結果的に良好な関係を築けたならそれが一番良いのですが、残念ながら復讐に結びつくかと言うとなかなか難しいと思う。

この方法は罪悪感を持つ人間であることが前提にある場合しか復讐にならないからです。本人は本気で良かれと思っているのだから、まずそこから覆す必要がある。

そして例え親が悔い改めたとしても、復讐に費やした時間は二度と戻ってこない。その年月が長ければ長いほど取り返しがつかなくなる。

その時どんな気持ちになるだろう。自分が選んだ道だと割り切れるかどうか。

今まで自分がしたかった事や手放してしまったものの大きさに気付くかも知れない。それが親へ復讐する為だったのなら、苦しかっただけ新たな恨みを生み出すことにもなりかねないのです。

 

自分の意志で不幸を選ぶ時もあれば、無意識にそうなる時もあり、病気まで引き起こす事も珍しくありません。これはACだけではなく何らかの原因で不幸癖を持つ人にもあるようですが。

私は皮膚に慢性的な疾患を持っていました。発症したのは中学校に入るか入らないか位の頃だったと思います。原因はストレスだと言われましたが、母親はさっぱりわからないといった顔をしていました。

 

その疾患ですが、この3か月であっさりと完治しました。私は母親の言動全てがストレスだと、ただ気付いて欲しかっただけなのに。それが何十年も尾を引いていたのだとしたら、私は無意味に体を傷付けてきただけだ。

今は自分に申し訳ない気持ちでいっぱいです。