2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

劣等感と戦う

私は自分の家庭環境に長い間劣等感を持っていました。どこにでもある普通の家庭の話を聞くことは羨ましくもあり、同時にとても辛くて惨めだった。 その話題に入れないことが苦痛で、それを必死に隠そうとしていたけれど周囲の人はきっと違和感を感じていただ…

劣等感の恐ろしさ

私が自分自身で嫌だと思う部分は割とささやかなものだと思う。劣等感を感じるとしたら学歴と家庭環境しかありません。 私は高校を中退しているので最終学歴は中卒になります。ですがこれについては自分が考えて決めた事で、とにかく早く家を出るためには高校…

劣等感の連鎖

先日、O氏を殺害した犯人が九州大学を出ているとの報道を見て思い出したことを書きます。 私が就職氷河期という言葉を知ったのは恥ずかしながら数年前です。当時働いていた高卒者ばかりの会社に、どうしたことか大卒者の面接が増えた頃が丁度その時代だった…

安全領域

色々考えた結果、これまで関わってきた人格障害者達は単純に自信がないだけなんだという結論に至りました。それはわかったけれど、仕事とごちゃ混ぜにする心理はどこから来るのかがずっと気になっていた。 私がかつてモラハラを受けた会社の社長は、後に「嫉…

回帰

私は若かりし頃に一度だけ同棲した経験があります。 お互い一目惚れで、出会ってすぐに盛り上がってしまい、今すぐにでも結婚してしまおうという勢いでした。それを止めたのは私の母親だった。彼が地元の人ではなかったので「どこの馬の骨ともわからない男と…

眼施

芸能界に興味のない私でもヤフーのトップには目を通すのですが、藤原紀香さんの発言は度々炎上して話題になることが多いと感じる。 そういった自身への批判について、ご本人は「(略)私いつも思うのは、匿名やからやって人の悪口言ったり書いたりすると、絶…

ヒトモドキ

以前、事務の女性から自己愛からのパワハラについて相談を受けたと書いた。私はそれから彼女を観察するようになりました。 今の会社の女性社員にとって一番厄介なのは自己愛よりも共依存者の存在です。(今となってはこっちが自己愛なのかも知れないと思うけ…

Iさんの話30~変わってはいけないもの~

その日、Iさんは珍しく感情をあらわにした。決して八つ当たりではなく、思ったことがつい出ちゃったんでしょう。人によっては冷たいと捉えられるかも知れないけれど、私は至極真っ当で合理的だと思いました。 最近「優しい人」について考えた。優しさという…

Iさんの話29~進化~

少し前、Iさんに会いました。 しばらく会わない間に彼は進化していた。私が出会った時より遥かに仕事量は増え、それらを淡々とこなしていく。Iさんは仕事をこなしつつお勉強もしなければいけない。きっと多忙すぎるのだろう、その顔には余裕がなかった。 …

突然の気付き

先日、ある進学校に通う女子高生について興味深い話を聞いた。 彼女は成績も良くスポーツ万能、幼い頃からの夢を叶えるために日々努力しているという。比較的裕福な家庭の一人っ子で、親は学歴に拘っておらず彼女の生き方を個の人間として尊重する人。 交友…

センサー

最初の方に”私はパワハラを受ける度に自分の気分を上げることに加え、人に優しくする・人を褒める・人を笑顔にすることを心掛けました”と書いています。この頃はまだぎこちなかったけれど、今ではすっかり馴染んで自分の一部になっている。 私は自己愛と戦っ…

闇と光・続き

先月の上旬から月末にかけて私は異様にテンションが高かった。胸がドキドキして謎の高揚感が収まらず、その反面で身体は怠く常に眠気と戦っていました。自分の中に変化が起きていると感じていた。その間に社内の環境も少し変わりました。 若い新人は自己愛の…

復讐

前記事の続きですが、彼は犯行の動機について、ネットに自分のなりすましが現れたからだと言っているようですが、確かにきっかけはそうだったのかも知れない。けれどネットというバーチャルな世界を自分の居場所にしてしまうまでに至る理由があったはずだ。 …

あの事件のこと

秋葉原の事件から今日で10年が経つそうです。私は無差別殺人事件の中で、この加害者が一番気になっている。 彼は非常に教育熱心だった母親に厳しいしつけを受けてきたという。遊ぶことも制限され、母親の期待に応えないと暴力をふるわれる。廊下に敷き詰め…

足を折られる人

景色が変わった。 これまで私が関わってきた人々の中でもメサコン達は一番酷かった。故意にクレームを出すだけにはとどまらず、会社の商品の大部分を破損させようとしたこともある。それでも「かわいそうな女の子たち」で済まされる彼女達と、それで済ませて…