2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

Iさんの話24~誰かの存在~

先日少し遠方まで年末のご挨拶回りに行った際、あるお店を通り過ぎた時にIさんを思い出しました。去年の同じ時期にそこで昼食を取った時、友人からの電話でIさんの仕事の話をしたからです。 その時、まさかIさんを好きになるとは思いもしていなかった。そ…

「人の気持ちがわからない」とは

以前書いたメサコンちゃんに「(私)さんに私の気持ちはわからない!」とキレながら泣き喚かれたことが何度もあります。そして当時の上司からも自己愛からも「頑張ってもできない人の気持ちを考えていない」とのお言葉。結局あれは何なのだろう。 私は十数年…

自分を許す

家事に関して母の存在が消えたと感じたのはとても早かった。料理を優先しているので少し掃除が疎かになることもあるのだけど、ふと自分を責めていないのに気が付いたのです。確認の為に「母みたい」と呟いてみたけど全く心が動かなかったことが不思議でした…

反抗期が続いていた+Iさんの話

前回の記事で書き忘れたのですが「親のようになりたくない、という気持ちは未だに反抗期を続けているのと同じ」という言葉がとても心に響きました。 私は母ができなかった事をするのが悔しかったのかも知れません。母の顔色を見て機嫌を損ねないように家事を…

反面教師と親の軸

私はずっと「母のようになりたくない」と反面教師にして生きてきたつもりだった。しかしこうなってしまったのは「なりたくない」と思い続けてきたせいもあると思います。 潜在意識の話になりますが、例えばお金を望んだ時「お金持ちになりたい」と「貧乏にな…

母のようになりたくなかったのに

身体を壊して、もう一つ解決したことがあります。 その最中、私は起きていられなかったので寝たまま食事をとっていました。周りに積み上がっていく食器やゴミを見て、今の自分は母と全く同じだと思った。「私はどう抗っても母のようになってしまうのかも知れ…

自己犠牲

私はメサコンちゃんの事を報告せず、意に反して助長させてしまった。その理由は彼女が母に似ていたからです。 私の母も「ダメな人」で、母の言う事はことごとく明後日の方向へ向いていて全くあてにならない。子供なので従うしかなかったのだけれど、当然間違…

通過点

”メサコンちゃんの話”では二人の事しか書いていないけれど、本当は他にも自己愛や依存者が絡み合ったカオスな環境でした。それでも私が一番好きだった仕事だったから耐えられたのだ。 私は最近までこの会社の事を引き摺っていた。あの時どうするのが正解だっ…

メサコンちゃんの話③

彼女は依存ちゃんがいない時は他の人の所へ手伝いに行き感謝の言葉をおねだりしていた。もちろん乗らない人もいたのだけど、依存ちゃんの仕事の負担が掛かることに辟易して退職してしまうなど、完全に彼女に振り回されていた。 その結果、依存ちゃんは私の上…

メサコンちゃんの話②

彼女は以前の会社で退職推奨されていて、彼女に頼るようになっていった女性(以下依存ちゃん)は解雇されたそうです。両方が「仕事が出来ない」という劣等感を持っていたことが二人を親密にしていくのでした。 依存ちゃんの面倒を見ることに生きがいを見出し…

メサコンちゃんの話

私が出会ってきたメサコンの共通点は、親から「ダメな子」として育てられた・大人になっても「ダメな人」扱いをされている、もしくはされていたことです。それにより慢性的に必要とされることを渇望しているのだと思うのです。 私が以前小さな営業所で働いて…

メサイアコンプレックス

私は自己愛を見捨てるのと同じく共依存者も見捨てました。突き放したという方が正しいか。 この辺りから自己愛に変化が見られるようになったのです。まず言葉遣いが丁寧になり、他人を気遣う言動が増えました。上っ面だけでしょうけれど。それから共依存者と…

緩慢な自殺

まだ書いていなかったと思いますが、私はアルコール依存症です。 10代後半から20代半ばまでは毎日浴びるほど飲んでいて、その後も量は減ったものの350mlを6缶程度飲み続けており、ついに体が壊れてしまいました。急激なストレスも一因だそうですが…

自己愛と器

私が入社した時、ちょうど変革の時期だったのだと思います。 それまでは、ほぼ一つの部門だけで成り立っていて、現状維持もしくは先細りになる可能性が高かった。なので新たな部門に営業を移して開拓する計画を進めていたのです。 自己愛は元来技術者であり…