Iさんの話24~誰かの存在~

先日少し遠方まで年末のご挨拶回りに行った際、あるお店を通り過ぎた時にIさんを思い出しました。去年の同じ時期にそこで昼食を取った時、友人からの電話でIさんの仕事の話をしたからです。

その時、まさかIさんを好きになるとは思いもしていなかった。そしてIさんをきっかけにこんなに変わる事になるとは。

このブログを書き出してから5か月が過ぎようとしていますが、書き始めた頃の気持ちを思い出せない時があります。 

私は自分を変えたかった、でも変わるのも怖い。そう思いながら自己愛と戦ってきましたが今も会社にいます。もう戦う前のような関係には戻らないだろうけど、表面上は何事もなかったかのように落ち着いている。

今考えると自己愛との戦いも現実からの抵抗だったのかも知れない。変わるか留まるかの瀬戸際だったような気がしています。

そして体を壊した。もし自己愛と戦っていなければ例年と同じ仕事量をこなしていたはずです。となると休むこともままならず、この程度で収まらなかったかも知れません。また、それをきっかけにアルコールを断つことができました。

大切な友人を失った事も何もかも、このタイミングで起こった意味があるような気がしてならないのです。

 

依存心を捨て、支配される関係から抜け出しかけている私は、去年の今日とは比べ物にならないくらい心が自由で幸せです。

Iさんがいたからここまでこれた。人は存在しているだけで他人を幸せにすることも不幸にすることもできる。誰かの存在が人生を変えることもある。どうせ生きるなら誰かを幸せにする生き方をしたいと思っています。