Iさんの話23~Iさんはツインレイなのか~

結局Iさんは私のツインレイなのか。私はおそらくそうだと思っています。おそらくというのは、何となくですが私がこの世を去る時にしか解らないような気がするからです。

ツインレイとはソウルメイトの中でも唯一無二の存在、魂の片割れだそうです。他のソウルメイトが他人であるのに対し、ツインレイはもう一人の自分ということ。

そして出会った後も”運命の人”などというロマンチックな存在ではなく、涙と苦難の道のりを辿ることが多いとも。それには使命があるからだそうですが。

 

以前から薄々勘付いていて、この3か月間で顕著に表れた変化は「他人に丁寧に扱われる」事です。何というか、知らない人からも頭を下げられるようになり、やけに人が寄って来るようになりました。

出先で食事をしていても、数回行くとわざわざ厨房から出てきて挨拶をされる事がよくあります。私は上客ではありませんし、皆が笑顔であることから怖いわけではないと思っています。だとしたら単純に「笑いかけたくなる人」なのだとしか考えられないのです。

私はそれを他人事のように嬉しいと感じる。自分に笑いかけてくれたことも嬉しいのだけど、それよりもIさんが引き上げてくれた自分を他人が認めてくれることに喜んでいるのだと思う。

自分を馬鹿にされた時、Iさんを侮辱されたようで怒りが抑えきれなかったように、自分を大切にされた時はIさんを大切にされた気がして嬉しくなってしまうのです。

 

Iさんがツインレイであってもそうでなくても、こんな気持ちになる人はそうそういないと思う。もし彼がツインレイではなく他にいるのだとしたら今世では逢いたくない。

顔を見るだけで安心したりホッとする人がいる。私はそういう人になりたいのです。Iさんのようになりたい。