2017-01-01から1年間の記事一覧

愛を引き継ぐ

大切な友人がこの世からいなくなってしまった。 私が初めてはっきりと人の死に直面したのは15歳の時でした。バイクの事故で友人が亡くなくなったのです。2日前は電話の向こうで歌を歌っていたのに。 それから20代の前半までに、突然人が亡くなるという…

Iさんの話20~人生の転機~

親への思いから解放されて自己愛のことも眼中に入れなくなった私は、何もかもどうでもいいような気分になっていた。 それは決して投げやりではなく、ただただ気持ちがフラットなのでした。これまでは乗り越えたいという思いがモチベーションに繋がっていたの…

ACからの解放

”父の話”の続きです。 私の父の母親は、話を聞く限り典型的な毒親でした。しかし父は母親をとても大切にしていた。苦労をして自分を育ててくれた、愛されていたと思い込んでいたのだと思う。 だけど、その苦労は本人が引き起こしていたのです。ただ自分の思…

満たされない人は怖い

これは今の話なのですが、ここ何週間か著しく体調が優れなかったのです。謎の疲労感と倦怠感、体の痛みや眠気、思考力の低下に加え無気力感に襲われていました。 原因はどうも生霊のようでした。ついでにこの事も書いておこうと思います。 生霊とは、生きて…

父の話

私の父は多分ACだったのだと思う。詳細は省きますが、そうなる環境でそういう親に育てられているからです。そして自己愛の母と結婚した。二人は共依存関係だったのでしょう。 お見合いでの結婚だったけど、父は母に自分の母親を重ねてしまったのでしょう。…

Iさんの話19~Nさんとの関係~

Nさん夫妻は、私の当時の恋人の事も私同様に大切にしてくれました。しかし何かのトラブル(内容は忘れました)が起こった時、私の両親は揃って恋人の肩を持ったのに対して、Nさん夫妻はとても怒っていました。 「私達は、(恋人)君も大事だと思っている。…

ソウルメイトのNさん

私とNさんは親子ほどの年齢差がありました。お子さんがいなかったせいもあり、ご夫婦で私を本当の子供のように大切にして下さったのです。 仕事が終わると、食べることと料理が大好きなNさん夫婦に連れられて、美味しい物を御馳走になる。裕福でもなく料理…

ソウルメイトとの出会い

突然ですがソウルメイトの事を書きます。 ソウルメイトとは、何度も輪廻転生を繰り返し、その度にお互いに助け合い学び合い、魂レベルで深い繋がりを持つ仲間の事を指します。魂を成長させる必要があるタイミングにのみ自然と出会うようになっているようです…

自己愛の強い人と戦う13

自己愛は、これまで皆に持ち上げられ、自分が操っているつもりでいた人達から距離を置かれ始めた。それぞれが自己愛の本性を見抜き、コントロールされることを拒否するようになったのです。 今までターゲットを悪者にし周りを囲い込んだ上で退社に追い込んで…

Iさんの話18~私が欲しかったもの~

こうして書き起こしてみると、たったのひと月で随分変わったんだと改めて思います。その変化はIさんに出会って11か月が過ぎた頃から更に加速していきました。 その頃、私はIさんに会いたくて会いたくて仕方がなかった。Iさんの事を考えるだけで嬉しかった…

Iさんの話17~コミュニケーションコスト~

以前も書きましたが、Iさんはとても多忙ながら常に冷静で合理的に仕事を進める人です。それでいて余裕があり誠実に応えようとする彼を、私は心から尊敬し信頼しています。 一度それらしき事を本人に伝えた時、彼は微塵も表情を変えず小さく頷いただけでした…

自己愛の強い人と戦う12

自己愛と共依存はタッグを組んでターゲットを人格否定し、じわじわと弱らせていく。今の会社でも精神を病んでしまった人が何人かいます。 過去の私なら、この状況にとても耐えられなかったと思う。でも今は会社を辞める覚悟があるからこそ、これまで逃げてき…

「冷たい」と責める人

共依存と自己愛は他人から必要とされることに依存します。時に必要とする側・される側が入れ替わりますが、静か動かの違いだけで本質は対して変わりません。 共依存は”仕事が出来ないことが多い”と書きましたが、正しくは”仕事をする気がない”のです。努力は…

自己愛の強い人と戦う11

私はこれまで数々の会社で自己愛に関わり、最後は絶望感を抱いて退社してきました。 目標を立てられれば邁進しますし、求められることに応えてきたつもりです。しかし評価をされないどころか、悪い事をしているように責められる。 そのきっかけの一つに”自己…

自己統合のその後

自己統合をした私は急に顔が変わったらしいのです。 周囲の男性から「顔が変わった」「恋してる?」と言われるようになりました。今はセクハラ問題に発展しやすいため、女性の容姿に言及することがほとんどありませんから、かなりの変化があったのだと思われ…

Iさんの話16~自己の統合~

Iさんが自分の中にいるような感覚は日に日に増していき、そのうち私はIさんなんじゃないかと思うぐらい境目がわからなくなっていました。身体は違うけど何かが同じ?やっぱり上手に説明が出来ない。 私は自己愛の暴言には暴言で返すようになりましたが、見…

自己愛の強い人と戦う10

自己愛は社員達だけで楽しそうに話していると急に割り入って仕事の話をしたり、あからさまに不機嫌を態度に出したりと、社員同士が仲良くなるのを極端に嫌う傾向にあります。 自分が中心でないと気が済まないというのも勿論ですがそれだけではありません。 …

自己愛の誤算

「自分を認めて欲しい」という気持ちがなくなった私は、仕事の上でも本来の自分に戻りつつありました。 私は好きで営業をしているのではなくて、向いている仕事がたまたま営業だったのです。本当は頼られるのも好きなほうではありません。 ですが足繁くお得…

自己愛の強い人と戦う9

親への思いを昇華した私にとって、現上司である自己愛はもう必要ありません。 私はサラリーマンとして”人前では反論しない”と、かろうじて残っていた自己愛への気遣いを全て捨てました。言い掛かりは無視する。暴言には暴言で返す。時には冷静に自己愛の言動…

認めてほしかっただけ

Iさんが自分の中にいるような感覚になった辺りから何かが急速に変わり始めた。 ずいぶん以前から私の母親は何らかの障害を持っているんじゃないかと疑っていて、実際に何度も診察を勧めましたが拒否されたまま今に至ります。 考察の結果、やはり自己愛性人…

自己愛の強い人にとっての仕事とは

私の知る限り自己愛は頼みごとが多いのも特徴的です。ネットで検索すれば簡単にわかるのにわざわざ人に聞くといった簡単なことから、今しなくてもいい事を急いでいる人に頼むといった嫌がらせに近いことまで、とにかく他人の手を煩わせます。 自己愛は自己評…

3か月で辞めた会社の話・その4

3か月目に入り私は再び営業に戻される事になりました。今度は系列会社の営業と兼任だそうです。その会社の営業の方が体調を崩してしまったので補佐をしろということらしい。 そしてもれなくその方も暴言を吐き散らかすタイプでした。自己愛と違うところは営…

3か月で辞めた会社の話・その3

その日の朝いきなり「外回りはしばらくいいから、現場(作業場)で働いてもらう」と指示されました。 商品を売るには現場を知る必要があるので、それが嫌がらせであることに気付かず従ったのですが。 初めて入った作業場はほぼパートの方でまかなわれており…

3か月で辞めた会社の話・その2

初めに昨日の記事の”やたらに連れ歩くという行為”について補足をしておきます。 自己愛は虚栄心の塊なので優れたものが大好きです。手前味噌ではありますが、私は第一印象が良いと言われるので営業の武器になりやすい。そういう人を部下に持った自分を見せた…

3か月で辞めた会社の話

私は過去に営業として採用され、僅か3か月で退社したことがあります。その原因も自己愛だったのですが、当時の事を書いておこうと思います。 思い入れの強かった以前の会社を、自己愛からの執拗な嫌がらせによって去り、鬱とPTSDを発症したのち復帰した…

Iさんの話15~人を選ぶ~

私が少し不安に思っていたことが起こってしまった。Iさんが一部の人にからかわれていた所を見てしまいました。遠かったので言葉は聞き取れませんでしたが、しぐさや目線ではっきりとわかったのです。 彼は無言で立ち去っていましたが、蔑むような冷たい目を…

いい人が他人を苦しめる時もある

この頃から急にお客様(女性)から「若くなった」「キレイ」と言われることが増えました。嬉しかったです。 特に何もしていないのですが、もう親の事を考える時間がほとんど無くなったからかも知れません。私は以前から考えていた副業を始めたりと前を向くこ…

Iさんの話14~幸せになる覚悟~

Iさんへの想いが変わっていく中、少し困ったことがありました。Iさんのぎこちない態度に周りの人が気付き始めたのです。 あからさまに二人を観察するように見る人もいれば、遠巻きにヒソヒソ話をする人もいました。 幸せ恐怖症の私にとっては辛い状況で、…

Iさんの話13~我慢が人を傷付ける時もある~

ついこの間まで泣き寝入りしていた私が自己愛に立ち向かうようになったのは、Iさんの存在があったからにほかなりません。 私は毎日Iさんの事を考えていたからか、たまに妙な感覚になる時がありました。言葉で説明するのは難しいのですが、Iさんが自分の中…

自己愛の強い人と戦う8

それから、これまで自己愛のためにしてきた根回しやフォローを放棄しました。これはサラリーマンとして間違えているかも知れません。 しかし私は自己愛の言葉通りに動いたまでです。もう言葉の裏を読んで気を利かせる力を使いたくありませんでした。 万が一…