自己愛の強い人と戦う12

自己愛と共依存はタッグを組んでターゲットを人格否定し、じわじわと弱らせていく。今の会社でも精神を病んでしまった人が何人かいます。

過去の私なら、この状況にとても耐えられなかったと思う。でも今は会社を辞める覚悟があるからこそ、これまで逃げてきたことから目を背けたくない。

「思い通りにしたいなら起業するしかない」「どこの会社でもそれくらいはある」これまで幾度となく周りの人に諭されてきました。

だけど私は会社と戦っているのではなく、自己愛と戦っているのです。私ではなく、これまで自己愛に尽力してくれた人を無下にして、個人的な感情で共依存と共に裏切り続けた結果をこの目で見たかった。

どうして努力する人が報われないのか。どうして努力しない人の気持ちばかり推し量らなければいけないのか。

 

自己愛と共依存を除く人たちは着々と絆を深め、これまでなかった光景が見られるようになりました。お互いに思いやりを持つ環境に変化しつつあったのです。

自分の気持ちを伝えた私は「ほどほどに」と諌められつつも、ほぼ同意を得たようでした。

私が抑えてきた仕事のペースを戻すとともに、共依存は焦って必死についてこようとするも、今更無理がありすぎます。

これまで不満をためていた人も同じく仕事のペースを上げ、ますます共依存はパニックになって行きました。それでも勿論手を貸す人はいません。

数々の奇行により精神が不安定であるという噂が社外でも流れていた自己愛は、自分すら保てないことに加えて共依存の面倒を見なければいけなくなったのでした。

錯乱し、唯一の拠り所もなくなった時の人間は見境がつかなくなるんですね。