自己愛は、これまで皆に持ち上げられ、自分が操っているつもりでいた人達から距離を置かれ始めた。それぞれが自己愛の本性を見抜き、コントロールされることを拒否するようになったのです。
今までターゲットを悪者にし周りを囲い込んだ上で退社に追い込んできた為に、さほどダメージは受けていない。むしろ自分が正しいのだと思わせる結末を迎えていた自己愛にとっては初めての経験だったのかも知れません。
思い通りにならない苛立ちと、自分が中心でなくなる怖さ。耐えがたい屈辱や焦りが自己愛を襲っていた。常に目は血走り、元々の被害妄想気質が暴走するようになりました。
しかし言葉を含む暴力や脅しでは人の心は動かないのです。人間を舐め過ぎている。
私は退職の意向がある事を前提に、言質をとるため会話を録音する旨を伝えた。ついでに自己愛が最も言われたくない事も。内容は書けないけれど、プライドがズタズタになるようなことです。
よもや私からそんなことを言われるとは思ってもみなかったのでしょう。とても間の抜けた顔をしていた。自分が言われると弱いのである。
この後から、暴言どころか話すことすらなくなり冷戦状態に入ります。私は自己愛を視界に入れないようにしていたので、自己愛の表情はわかりませんが殺気だけは感じる。
私は人の念を受けやすい体質で、特に恨みや妬みという強い負の感情を受けると身体に現れます。覚悟はしていたものの全く問題はなかった。
原因は自分の弱さなのですが、親を初めとする自己愛に振り回されてきた人生が終わりに近づいていると感じていました。