Iさんの話20~人生の転機~

親への思いから解放されて自己愛のことも眼中に入れなくなった私は、何もかもどうでもいいような気分になっていた。

それは決して投げやりではなく、ただただ気持ちがフラットなのでした。これまでは乗り越えたいという思いがモチベーションに繋がっていたのかも知れない。それが無くなってしまうと、考えるのはIさんの事しかありませんでした。

 

この頃から、持ち物が壊れたり紛失することが頻発するようになったのです。特に思い入れのある物や、過去の恋人からいただいた物が多かった。不注意と言えばそれまでですが、あり得ないタイミングでそうなってしまう。

スピリチュアル的には身代りになってくれたとか厄除けの意味があると言われています。実際に大切な人との別れがある時、私はいつも物を失くしているのです。そのショックを分散させるためだと肯定的に捉えてきました。

以前も書きましたが”人生の転機”には、悪い事やツイてない事が起こるからです。この当時の日記には「すごく大きな変化が起きている気がする」と書いてありました。

 

私はIさんに「会いたい」と思っていると、急に会わなければいけない用事が出来た事も幾度かあり、私は舞い上がっていた。そんなこともあり、ツインレイという言葉に辿り着き、このブログを書き始めました。

数日後が私とIさんが出会った日。

その日は、1年前にIさんと出会ってからの事をずっと考えていた。ここまでの変化は感慨深いものがありました。

 

そんな私に突き付けられた現実は、大切な友人の死だったのです。