自己愛の強い人と戦う9

親への思いを昇華した私にとって、現上司である自己愛はもう必要ありません。

私はサラリーマンとして”人前では反論しない”と、かろうじて残っていた自己愛への気遣いを全て捨てました。言い掛かりは無視する。暴言には暴言で返す。時には冷静に自己愛の言動を時系列に沿って説明し原因を指摘する。

他人の前で恥をかくことがどれだけ屈辱的だったのでしょう。それに対する自己愛の反応は尋常ではありませんでした。アタマオカシイ。

 

自己愛と関わらなければならない時、最初から距離を置くのが一番適切な対応だとされていますし私もそう思います。ですが一度ターゲットになってしまったら程よく距離を置く事は難しい。

私のとった行動は会社員ならびに大人失格です。しかしこれまで自己愛に攻撃されて精神を病んでしまった人や、尽力したあげく切り捨てられた人を何人も見送ってきました。このまま時が過ぎればいずれ私もそうなるでしょう。

自己愛は自分が追い込んだ人達も悪者に仕立て上げて被害者の顔をして次のターゲットを探します。退社してしまえば済むことなのだけど、その前に身の潔白を証明しなければ。 

 

他の人に争いを見せて空気を悪くすることにも抵抗があったのですが、多少の差はあれども社員は皆自己愛の被害に遭っているからでしょうか、私に対する非難はありませんでした。それどころか同調する人の方が多かったのです。

今まで逆鱗に触れないように自己愛の意見に賛同して持ち上げ、マンセーしていた人も乾いた笑顔を浮かべるようになりました。

 

自己愛が保ってきたバランスが崩れた。