私は自己愛に退社する意向であると伝えましたが、時期を明確にしたわけではありません。自己愛は”何をしても辞めないだろう”と高を括っているからこそ攻撃するのです。それが許せない。そしてそう思われたままでは、何を言っても無駄ですから。
自己愛に対して「会話を録音する」と言うのは、かなり効果があるようでした。その後、暴言を吐きかけても言葉を呑み込むようになったからです。本当は悪いとわかっているのでしょうか?
しかし、ある出来事をきっかけに思いも寄らない形で、自ら最高のクズっぷりを露呈することになる。
噂は瞬く間に社内に広まってしまった。普通の人が「他人の心の闇」に触れた時は言葉を失うんだ。怖いというより、とにかく関わりたくないのだと思う。
これまでかろうじて愛想笑いをしていた社員も笑えなくなってしまい、ほぼ全員があからさまに一線を引くようになりました。それは次第に軽蔑へと変わり、嘲笑の対象になるまでさほど時間は掛からなかったと思う。
自己愛の行動や発言は社員同士で共有し、嘲りのネタになっていきました。もう社内では、これまでのように持ち上げられることはないでしょう。自己愛+共依存と社員に大きな溝が出来てしまったのです。
社員同士はこれまで以上に助け合うようになり、和気藹々とした雰囲気になりました。そして誰からともなく仕事の効率化を図り、これまで自己愛に気を使って残業していた社員まで定時で帰れるようになったのです。
世の中には必要な悪があるのだ。クズはクズなりにそれに徹しておけばいいと思うのです。