自己愛の強い人から攻撃される理由

私は人の顔色を見る性質を生かして営業をしていますが、顧客に嫌われたことがほぼありません。例え嫌われていたとしても「担当を変わって欲しい」などのクレームがない限り一向に構わないのです。

人の顔色を正確に読むには、まず相手を知らなければなりません。何が好きでどんな事を不愉快に感じるのか、仕事のペースや考え方といったことも僅かな言葉から抜き取っていくのです。

その上で最低でも相手の嫌がる事をしない。相手が喜んだり助かることだけをする。あくまで私限定ですが、ここへ過剰な自己顕示欲や承認欲求を入れると途端に上手くいかなくなってしまう。

ですので流れ作業のように淡々と同じことを繰り返す。これだけです。

 

私はン十年こうしているので癖になっているというか、空気を吸うのと同じくらい当たり前になっています。

もっと言えば顔色を見るのは物心がついてからなので私の一部なのです。

とはいえ常にアンテナを張っている状態ですから神経も使いますし、全く努力をしていないわけではありません。

 

私がこれまで会社で自己愛に攻撃される理由はほぼ成績に関わることです。

随分前の話ですが、私が退社した後「戻ってきて欲しい」と自己愛に泣きつかれたことがあります。「嫉妬していた。許して欲しい」とも。

何に嫉妬していたのかと考えると、何の努力もしていない私が顧客に受け入れられることに対してなのだという結論に至りました。

以前も書きましたが自己愛は他人の気持ちなど考えていません。少なくとも私のように相手を観察していないと思われます。

当然ながら私が何を考えどんな気持ちで仕事をしているのかも。私の努力は全く見えていない。

 

親に対しても自己愛に対しても私の努力が報われなかったのは不思議なことではなかった。むしろ当然の結果だったのです。