同調

すっかり平和になったウチの会社ですが、先日久しぶりに不穏な空気が流れていたらしい。

私がいない間に自己愛と共依存がちょっとした口論をし、共依存のイライラが空気を凍り付かせ、自己愛がピリピリムードを醸し出していたのだという。それを報告してきたのは例の彼女。ちなみに他の人はスルー。

「へー。全然気づかなかったわ」って言ったら、「ちょっとは空気読んでください」と笑ってたけど、その目の奥には咎めるような意思が見えた。

あぁ、彼女は昔の私だ。昔の私なら部屋に入るなりその空気を察しただろうに。だけど、とても良い気分だった私は全く感知できなかったのです。

「ごめんね。私ほかのことで頭がいっぱいだったのよw」というと、少し顔を歪ませた。

…は?

私が絡んでるならともかく、何の関係もないのにどうして他人の気分を察しなきゃならないの。なんでそんなことしないといけないの。

でもさ、あなたさっき言ったよね。「(私)さんが帰ってきたら空気が変わった」って。

そうやって他人の顔色窺ってるから、その空気に同調するんだよ。調子にのらせてんのはあなたなのよ。そして今、私を不快の波に同調させようとしているあなたも彼らと同じなんだよ。

もちろん彼女には言ってない。本当に言いたかった相手は過去の私だもの。

つまり私と自己愛達、そして彼女も同じ波動で引き寄せ合ったということです。遡れば親や兄弟も。

だから自己責任。簡単な原理だったのだ。

 

私と彼女は同じ空間にいるのに全く違う世界を見ていた。彼女に見えているものが私には見えなかった。それは仕方がないことなんだよね。