不幸なお金持ち

先日、「働きアリの法則」を書きましたが、上位2割の働くアリだけを集めても必ず2:6:2になると言います。何故かというと上位2割が疲弊した時は、残りのアリが働き出すからだそうです。だから何もしていないわけではなく、必要なアリなのだと書かれている。

が、アリと人間を一緒にしないで欲しい。人間界の下位2割が上位2割の役割を担えるはずはないからです。悪くなることはあっても良くなることはありません。

 

私が今の会社へ入った時の給与形態は少し変わっていて、同業他社より比較的多かったと思う。そうなったのは自己愛の力だと聞いています。当時は仕事が出来るだけでなく、部下の事を考える人だった。だからこそ皆、ワンマンな彼についてこれたのです。

はっきりと覚えていないけど、数年前に何の説明もなく一般的な給与形態に変わりました。社員全員の年収はかなり減ったと思う。けれど、違法な減給ではなく寧ろこれまでが善意によるものだったと思うと誰も何も言えなかった。

しかし納得いかないのは、共依存者の過失により大きな損失を出したのが一つの理由だということです。大きいとはいえ売上も利益も上がり続けているので、特に影響がある金額ではありません。そして他の社員には全く関係のない事だから。

そのモヤモヤを抱えたまま増え続ける仕事をこなし、自己愛のパワハラにも黙って耐えてきた社員は、更にお荷物を背負うことになりました。人数は違うけれど労力でいうと、私含む8割のアリが2割のアリを養わなければいけないのです。

もうみんな疲れてしまったんだろうな。そして労働力と精神的な負担が収入に見合っていないことを心の中に留めておけなくなったんだと思う。

少し前に共依存者が変わり始めたと書きましたが、何かを察した共依存者が自己愛と距離を置くそぶりを見せ始めただけです。書くほどのことではなかった。

今、自己愛の勢いは見る影もありません。共依存と明晰君を除いて賛同者はいない。そして賛同者達は、あくまで賛同するだけで仕事はしない。それは味方じゃなくて寄生と言うんですけど。

お金しか魅力のない人が、お金を渋るとこうなると自己愛に教えてもらいました。

ちなみに今日の新月パワーワードは「所有・豊かさ・財産」。天王星の移動と重なるので、今日ほど「お金」に強い新月は滅多にないそうです。