昇華

今日は射手座の満月です。今回の満月は、天界と地上界のエネルギーの扉が開く「ウエサク満月」で、世界中にパワフルなエネルギーが降り注ぐのだそうです。世界各地でこの日を祝い、日本でも京都でウエサク祭なるものが営まれているようで。

新月は願い、満月は手放す。射手座の新月の頃、私は何を考えていたのか見てみると”メサイアコンプレックス”を書いた辺りだった。

メサコンちゃんと働いた会社の事を振り返ると、癌はあの上司だったんだと思う。私に「パレートの法則を知ってますか?」と聞いた人。

その人は俗にいう「ダメな人」が好きで、彼が積極的に選ぶ人は必ず問題を抱えていた。自己愛が強いのはわかっていたけれど、今の自己愛とは違って暴言も吐かないしパワハラとは無縁に見えた。でも普通の人ではなかったと思う。最後まで心の中が全く読めなかったのでした。

私はメサコンちゃん達が起こした問題を彼には伝えたけれど、取り合ってもらえなかった。それどころか私を悪者にして彼女達を取り込んだ。私は利用されただけ。

当時の私は食事すらろくに取れず、まさに分刻みで働いていた。下位2割は働かないどころか仕事を増やし続けてくれるから。それでも「認めて欲しい」という思いが強すぎて自分を見失ってしまった。

そして偽善者だったから「弱い人を助けるのは当たり前」という言葉に反論もできず、心と体が壊れても走り続けるしかありませんでした。ある種の宗教で、救われたい人が騙されるのと似ている。

母も彼と同じだったのかも知れない。兄弟に手を焼くものの自分では何もしなかったのだ。働きに出てお金を稼ぐ努力も兄弟に我慢をさせる努力もせず、被害者のフリをしていい所だけをとる。

でも私だって、心の奥の奥では母を可哀想だなんて思ったことがない。馬鹿でどんくさい女だと子供の頃から思っていた。

これは母の立場から見るとどうだろう。もしも母が私の本当の気持ちを見抜いていたとしたら、愛せなくても当たり前なんじゃないか。自己肯定感の低い母は、例えどんな形でも自分を必要としてくれる兄弟が可愛かったんじゃないかと思ったりもする。

でもやっぱりね、必要とされたいなら自分で何とかするべきなんだよね。人を使うのはよくないな。

今の会社も似非弱者問題は持ち上がっているけど、当人達以外は気に掛けてもいない。私にも、もうあの言葉は響かないんだ。