さっき、お世話になったお店の女性と懐石を食べてきました。
彼女が辞めたお店の話は全くせず、主に彼女の身の上話を聞いていた。彼女の親はいわゆる毒親であった。なかなか壮絶なそれは、彼女でなければ重い話だったかもしれない。
回らない寿司屋で美味しいお魚をいただきながら、ちょいちょい「あ、それはウチもw」「あー、あるあるw」と合いの手を入れつつ、毒親話で盛り上がる光景。シュール。
私達は「毒親育ち」のハンデを超えたから、今こうして笑えるの。「私は他人に恵まれたから」と彼女は言った。そうだよね。
親の話はともかく、彼女の話を聞いてたら、ずっと引っかかることがあって。
別れ際、「(彼女)さん、潜在意識って知ってる?」と聞いてみた。「えっ!なんか最近、よく言われるんだけどー」と言う。やっぱり知らないのだ。
「よく言われる?」と聞き返すと「(彼女)さんは潜在意識を持ってるよ、って言われるの」って。でしょうね。そう言った人もきっと「潜在意識を使えてるよ」という意味で言ったんだろう。
私が彼女に初めて会ってから7年位になるのかな。私はお店の人と個人的にやりとりをするようなタイプではありません。だけど彼女の仕事に対する思いに共鳴したから、彼女のファンになったのです。
今考えると、私達はもっと深い部分で引き寄せ合ったのかもしれない。心配するまでもなかった。彼女は大丈夫だ、「持ってる」から。
ちなみにお勘定は御食事券なんかじゃ全然足りなかったんですけど、いいのいいの。今週の後半、長らく塩漬けだった株が売れたんでw
彼女への感謝と、断捨離のご褒美。おごちそうさまでした。