先延ばしグセ

令和を迎えるにあたり、私はどうしてもやっておきたい事があった。それは掃除なのですが、掃除そのものより根本的な原因である先延ばし及び先送りグセを克服したかった。出来ない言い訳を探すだけの自分は平成と共に捨てたかったのです。

本気で何とかしなければいけないと思ったのはGWに入ってからですが、とにかく私は綺麗好きに「なる」ことにした。潜在意識で綺麗好きになれるのかどうかはわからないけど、とりあえず「私は綺麗好き」とブツブツ呟いてみました。とはいえ飽き性なので思い出した時に呟く程度で、数にすればとても少ない回数でしたけども。

数日ダラダラと過ごし、30日から大掃除と断捨離を開始した。半日やっては寝るというスローペースながらほぼ望み通りに進んだ。何かを買ったら何かを捨てるを実行しているせいで断捨離の成果は上がらなかったものの、何年もほったらかしにしている事もほとんどやり切りました。

終盤どうしても業者にお願いしなければならない事も出てきたりして、「今からお伺いしてもいいですか?」の問いに「はい」と即答できる気持ち良さは、確実に私の意識を変えたような気がする。早速の恩恵。

ちなみに私は年末に大掃除をしているはずなのに、どうして再びこんな大掛かりな掃除をしなければいけないのかというと、当然ながら汚れるからです。私は掃除の頻度が上がったように感じていただけで、実は緩やかに着々と悪化している。汚いと感じるセンサーが過去に比べて桁外れに低下している事に薄々気付いていたけど、見ないフリをしてきたのでした。

だから掃除をしてもすぐに元に戻る。綺麗な部屋にするまでがゴールで、そのあとは再び綺麗な部屋にするためにスタートラインである汚れた部屋へと向かうことになります。つまり私は掃除をするために汚していると言っても過言ではない。私の潜在意識はこんな下らないことにちゃんと全力を尽くしている。

なので今回の大掃除はとにかく無心でやり続けた。「やれば出来る」と自分を喜ばせるのもいいけれど、どうも私にはその方法は合わないようでした。寝ているエゴが起きて「頑張ったんだからもういいじゃん」と言い出さないように、粛々と淡々と行うことにした。

些細な事で達成感を味わってはならない。部屋が綺麗になったからといって喜んでもいけない。「これが普通ですが何か?」と、さも当たり前のように脳を騙した方がいいと考えたからです。掃除が終わって3日目の今日もまだ維持しているので、このまま何事もなかったかのように過ごすつもりでいる。

運気が変わる時のサインとして掃除をしたくなったり物が壊れたりすると言います。特に電化製品が壊れる事が多いようですが、今回はインターネットとパソコンの不具合が生じました。スマホの通信量を見るとちょうど30日から一気に増えているので、その間はネットに繋がっていない時間が長かったのでしょう。

パソコンは立ち上げる事が少なかった割に、突然電源が落ちたりする現象も見られました。ただの偶然かも知れませんが、なぜか今日からネットも完全に復旧したようで不思議だなと思う。他にも物が壊れたりして出費がかさみそう(現在検討中)ですが、快適に生活するには仕方がないのかと考えています。 

 

人は目から入る情報が8割以上と言われ、汚れた部屋は脳に相当なストレスが掛かるようです。確かにいつも何かが気掛かりで、「出来ていないこと」で脳がいっぱいだったような気がする。私の潜在意識も汚れで埋め尽くされていたんだろう。部屋と同様に心のスペースも空けておいた方がいいと実感している今日この頃。