今日、関西には1つしかない、神戸のシナゴーグへ行ってきました。
以前から行ってみようとは考えていたのですが、今日は色んな条件が重なったこともあって、気が付けばナビの設定をしていた。
特に目的はない。ただ外観だけでも見ておきたかったのだ。
車で通りすがりに見るだけでもいいと思っていたのに、すぐ裏手のコインパーキングに駐車して近寄ってみる。
すると青年と年配の女性が荷物を運び入れるために出てこられて。「はじめまして」と彫りの深い青年。「今、お祭りの準備をしてるんです」と年配の外国人女性。二人ともニコニコしている。
「1時間後位にお祭りが始まるので、今は特に見るものがないんです。」という青年。女性よりもはるかに流暢な日本語。もしかして日本人?「日本の方ですか?」と聞くと「あ、はい。日本人ですけどユダヤ人です。」と言った。
「1時間後、また来れますか?」と聞いてくれたのだけど、あいにく私はその時間に先方と待ち合わせである。青年は「皆、日本語が話せるので、また来てください」とニッコリ笑って会堂へ入っていった。
残念だったけど、開いたままの扉から(おそらく高名な)ラビ(ユダヤ教の指導者)らしき写真が見えて胸が熱くなる。
ユダヤ人はユダヤ教を信仰する人を指すので、髪が黒くて髭を蓄えた男性、日本人のような顔立ちをした女性、金髪の巻き毛の子供、と外見も様々である。
仕事は意外に早く終わったので、戻ればお祭りが見られたと思う。でも国籍の違う人々に圧倒されたのか(そんな経験がないから)、なんとなく行くことはできなかった。
後で調べると、今日は仮庵(かりいお)の祭りというユダヤ三大祭りの初日だった模様。そんな神聖な日に、ユダヤ教徒でもない私が冷やかしのように行くのは失礼だと思う。行かなくて良かったです。
でも。私はユダヤ人と接してみたかった。できれば日本人のユダヤ人と一度でいいから会ってみたいと思ってて。こんなに早く会えるなんて、感無量。
神様ありがとう。
ドキドキが止まらない。