占星術から見る自分 《初心に戻る~始動》

去年の12月の新月あたりが《初心に戻る》で、おそらく「本当になりたい自分」について本気で考える事だと思う。

ちょうど私がお酒をやめてしばらく経ち、家事が好きになれない自分の奥に母親の存在があったと気付いた頃だと思う。そして「自分軸」という言葉を知ったのもこの頃です。自分の人生を生きるということを真剣に考え始めた。

今年の2月の新月は《宣誓》になり、今後の方向性を自分に誓う事。Oさんとの別れを書いた頃になります。

私はこの事をきっかけにこれまでの不満が爆発した。どんなに頑張っても結局何も手に入れられない現実、諦めた後に叶う(叶ってないけど)という理不尽さ、価値のないものにばかり執着する思考。自分の全てに怒りが湧いたのでした。

潜在意識に願いを届けるには”ワクワク”が大切だといいます。恋人でもお金でも、それを手に入れた時の喜びをリアルに感じ、既に持っている自分になること。これはイメージングですが、言葉によるアファメーションでも同じだと思う。

けれど私は思えば思うほど「受け取れない」という意識だけが大きくなる。自分には「受け取る価値がない」のだからワクワクできるわけがないのです。受け取れないものを願って、ただ空想しているだけでしかなくて虚しくなってしまう。

以前もベクトルの事を書いたと思うけれど、これでは願いが叶うはずがないというのもわかっていました。私の潜在意識は「受け取れない」事を望んでいるのだと理解するからです。しかしそのブロックがどうしても外れない、どこにあるかもわからなかったのでした。

黒すぎてここには書いていないけれど当時の怒りは凄まじいものだった。身体の中に手を突っ込んで心臓を握り潰したかったくらいには。もうこんな人生は終わりにしたいと、心からそう思いました。

 

それから1ヶ月後にあの子に会う事ができて、それはそれで衝撃的で最近までの2か月間の記憶があまりありませんし、今現在も整理しきれていない。普通に生活していたけれど意識だけが違う所にいたような気がする。

だけどその間に私は自分の軸で生きることを選択できた。身に着けるのが怖くなってしまったジュエリーを買い始めたのも、自分の中で大きな変化があった事を意味するように思える。この流れは偶然なんだろうか。

先日の新月は《始動》になります。実行に移すスタートラインに立った日。私はこれを書いた後、欠けていく月を見ながら泣いていました。あの日がもうずいぶん昔のような気がしています。