”進撃の巨人”はなにげに名言が多い。もちろんリヴァイ兵長も名言多い。
主人公が巨人に連れ去られ、リヴァイと主人公LOVEのヒロイン(といっても恋愛描写はほぼなし)が共闘しようとする場面。
巨人を仕留めることは諦めて、主人公を取り戻すことに目的を絞ったはずだったのだが。リヴァイの攻撃で弱った巨人をヒロインが殺そうとする。
巨人の反撃からヒロインを庇って、負傷しつつも主人公を奪還したリヴァイ(惚)。その時、ヒロインに言った台詞。
「作戦の本質を見失うな」
「自分の欲求を満たすことのほうが大事なのか?」
(このあと「お前の大切な友人だろ?」が続くけど、これは置いといて。ついでに、共闘と書いたがヒロインはむしろ邪魔しかしていないこともスルーしよう)
はあぁー。痺れる。
人の望みの本質って「幸せになること」なんじゃないんですか。
「幸せ」という明確な目的があるのに、あれやこれやと段階を踏みたがる。幸せになるためにまず条件を揃えようとする。それって全部、欲なんじゃないの?
幸せになりたいのか。欲を満たしたいだけなのか。
自問しといて損はない。
まぁなにがすごいって当時20代前半でこんな台詞が書ける諌山センセ(作者)が一番すごいんだけどね。編集者の力もあるんかもやけど。