私はIさんにきっかけをもらっただけで、ACの克服に向かっている年月は長いです。ACブログにするつもりはないのですが、流れとして数年前に距離を置いた友人のことを書いておこうと思います。
普通の人と親しくなれない場合、やはり同じように問題を抱えている人と付き合うようになりがちです。普通の人には話せないことも話せますし、悩みを共有できる相手は少ないからです。
私にも同じACの友達がいました。私は彼女と一緒にACを克服したかった。今考えるとこれも押しつけだったのかも知れません。
彼女はのちに共依存の傾向があるとわかったのですが、私たちが関わってはいけない人に全力で関わっていきます。そしてそのイザコザを持ち込まれて私はエネルギーを奪われていきました。
彼女は振り回されてボロボロになりながらも相手をかばい、引き離そうとする私を攻撃して責め立てました。
この時、私は彼女の中に親を見ました。そして多分彼女も「自分のすることにいつも反対する親」を私の中に見ていました。つまりお互いが嫌な親の再現をしていたのです。
彼女は相手と別れた後、親に愛情を求めるように私に依存するようになりました。私にも経験があるので気持ちはわかります。しかし私にとっては親がもう一人増えるのと同じなのです。到底受け入れる力はありません。
紆余曲折あって結局私の方から離れることになりました。私はとにかくACから抜け出したい。ACのまま幸せになりたいわけじゃない。でも彼女はそうじゃなかった。私がACを克服するのが許せないのです。
負の連鎖は本当に怖い。
AC同士でも依存と共依存が成り立っている場合は比較的上手くいくんでしょうか。でも望むものが違うと難しい。これはACだけではなく普通の人もそうです。
ACだから離れるわけではありません。考え方が違い過ぎるだけのこと。ただそれだけなんですけど。
同じ悩みを抱えていても、良い関係になれるとは限らない。その事を彼女から教えてもらいました。