Iさんの話2~自分を大切にする~

Iさんと出逢ってから3か月が経った頃、自分を大切にすることを本気で考えるようになっています。Iさんはとても仕事が出来る上に、常に冷静で細やかな気遣いの行き届いた方です。私はその精神力の強さに強く魅かれ、彼のようになりたいと思っていたのかも知れません。

私は10代で家族と離れて暮らしていますが、物理的に距離を置いても精神的な回復が難しい所がアダルトチルドレンの(以下AC)厄介な所です。

私はいつも漠然とした慢性的な不満を抱いていて、被害者意識がとても強かったと思います。その反面で完璧でなければ愛されない、むしろ完璧になろうとしない人はおかしいとすら考えていました。その時点で完璧じゃないんですけど当人はわからないんですよね。

寛大になる必要がある。他人の為ではない、自分の為に。という日記を書いています。怒りを抱えたままでは違う事に意識を奪われて、失敗や更なる怒りを生む。そして今上手くいっていたとしても必ず自分にダメージが返ってくる、そんな内容でした。

この頃は自分なりに少し高くても着心地の良い服をかなり買い替えています。自分を愛することが大切だとわかりかけてきたのかも。