捨てる

今、親しく関わっている人達とは長いお付き合いになりますから、関わる人が変わったというより関わり方が変わったという方が正しいのでしょう。

周りを見れば自分が見えると言います。自己愛達は今の会社にいる限り仕方がないですが、以前に比べて心や環境に問題を抱えた人がとても少なくなりました。問題を抱えていても克服したか、しようとしている人しかいません。

そして恵まれて育ったか否かに関係なく、皆一様に自己肯定感が高いと感じる。その理由は自己顕示欲が少ない、地位や肩書の差があっても基本的に対等であること、他人の噂話をしないなど他者に対しても肯定的だからです。

 

「自分が変われば周りが変わる」という説について、私はやはり波長の変化によるものだと考えています。

人間は一般的に一緒にいて楽な人を無意識に選んでいると思う。以前の私は普通の人と上手く関われなかったので、どうしても問題を抱えた人の方が楽だと感じていました。しかしその人を好きだったかというと好きではなかった気がする。

そして「自分が変われば~」を他人の人格が変わるのだと勘違いをしていた為に、自己犠牲を払って相手を変えようとしていたのでしょう。

母との問題は根深いし、恨んでないと言えば嘘になるのかも知れない。でも本当は母の狡さを知っていながら、受け入れられたいという気持ちだけで波長を変えてしまった自分自身が許せないんだ。

 

幸不幸は他人が推し量るものではない。人は変わりたいと思わなければ変わらないし、ましてや自分の足で立てない人間が他人を救うことなど到底できないとも思う。おこがましさの極み。

「自分を変える」の本当の意味は「本来の自分に戻る」ということだという説もあります。事実Iさんを筆頭にありのままでいられる人が周りに増えました。

生き直すには時間が足りないかも知れないけども、自分の人生を否定したまま死にたくない。今年は色んなものを捨てていこうと思っています。