起爆剤

昨日のモヤモヤは怒りへと転じた。実は昨日、その女性が会社に嘘をつくのをたまたま聞いてしまったのだ。私には影響ないと言えばないんで、別に私が怒ることでもないのかもしれません。ただなぁ、結果的には私にも嘘をついていることになるわけでね。

「今日打ち明けてくれるかも」それは甘い期待だった。築き上げてきた信頼関係が崩れていく音が聞こえました。これまで私は彼女のためにどれだけの労力と時間を使ってきただろう。「え?」と思うことは数知れずあった。でもその度に自分の心の狭さを反省し、気持ちを立て直してきたつもりだったのに。

私が昔から彼女に感じていた違和感の原因が走馬灯のように頭を巡る。たとえば私の社用車に乗った時、音楽からラジオに切り替えたまま、シートの位置も変えているが直さない。普段はオートにしているライトも手動に変更されている、というような。他愛のないことだけど、「他愛のないこと」と笑えない理由がある。

なんて言えばいいのかな。気が利かないとか自分勝手とか?違うな。著しく感度が鈍いのだ。ほぼ他人専用の車に乗っておいて、自分仕様に変えたままで平気な人って、他人の手を煩わすことに慣れているのだと思う。慣れているというか、勘付いていないのだろう。つまりは他人の気遣いにも気が付かない人なのだ。

もちろん言わない私も悪い。ただ車の件はほんの一例なんで、いちいち指摘してたらキリがないし、ユルい指摘では彼女に響かないのである。そういえば彼女は自己愛に注意される割合がダントツに高い。「優しく言ってくれれば直すのに」と逆ギレしてますが、彼女が自己修正するのは怒鳴られた時だけであると気が付きました。

優しく言っても直さないから怒鳴られるのだ。完全に自己責任。その都度、間に入って自己愛に抗議したりしてきたんですけど、どうも無駄だったようで。これからは自分で頑張ってください。こんな結果になってしまったものの。仕事とは関係ないんですが、手放せなかった過去の記憶に踏ん切りをつけることができたので良かったと思っている。

私にとって怒りは起爆剤になったりもするんでね、それに関しては感謝しておきます。アセンションへ向けて要らない荷物は捨てていかないと。