扱いの差

昨日、帰社したばかりの私に、自己愛とは別の上司が話しかけてきた。

「(私)さん、コーヒー淹れましょうか?」 なにそのVIP待遇。

「あ、〇〇さんも要ります?」 続けて、他の女性にも声を掛けた。

ちなみに〇〇さんとは、先月、私が怒っていた女性である。たまたま近くにはその人しかいなかったのだ。「…いえ、私はいいです」と彼女。

 

彼女は結構こういう扱いをされることが多く、それに対して不満を持っていることを私は知っている。今でこそ別人のように丸くなった共依存だけど、以前は気に入らない人に対してあからさまに差をつける人だった。それはマウントとも取れるし、みせしめのようでもありました。彼女はちょいちょい、そのことで愚痴を垂れ流していたからだ。

私は「ありがとうございます笑」と喜んでコーヒーを入れてもらったのですが。今になって、そのことがとても不思議に思えてきた。4年前の私にとっては、一番苦痛なシチュエーションだから。他人の前で特別扱い(の類)をされると、内心喜ばしくない人の感情が流れ込んできて居た堪れなくなってしまう。この場から去りたいってなる。

もちろん今でもあまり好きな場面ではありませんけど、あの頃なら彼女の顔色を窺ってお断りしてたような気がする。だけど他人を傷付けないような配慮をしたり、他人に華を持たせても、なーんにも得られなかったんだよ。ずっと。子供の頃から。得られないどころか攻撃されるっていう。

今考えると、私に「気を使われた」のがムカついたのかもしれない。じゃあ不快感を態度に出すなよって話ですが、その人達は「不当に扱われた」と感じたから不快なのであって、私のフォローなんぞは求めていなかったんだろう。まあね、どのみち不快感を露わにされるなら、私が大切にすべきなのはそっちではないなと、今は思えるんだ。

なんか。知らない間に強くなってるな。