株取引における「損切り」に目覚めてから5週間強が経つ。
理屈はわかったものの、しばらくは習慣が抜けず1回1回のトレードに執着してしまう。逆指値を入れるようになったのは大きな進歩だけど、そこで刈られて爆上げなんてされたら、やはり心中穏やかではいられない。
でも。トレードに限らず、敢えて立ち向かわなければ恐怖や不安は克服できないと私は学んだのだ。立ち向かうってほどのもんでもないけども、とにかくアクセルを踏むしかないのだよ。
動かないのでぶん投げたあと暴騰するとか、損切りしたあと跳ね上がるとか、そんなのは未だに嫌がらせかと思うほどある。だけど数をこなしてると、いちいち覚えていられなくなり、「あーはいはい。そんな感じね。」と流せるようになった。
それに。怒りに任せて「どこかで取り戻さなければ」なんて焦るとロクな結果にならない。結局はどこかで取り戻してるので、やってることは同じなのだが、色眼鏡をかけたら銘柄を選ぶ目が曇る。「欲」に支配されるってことですな。
この間、自分がいかに感情に振り回されているか思い知った。感情だけではなく、過去の記憶を蓄えた潜在意識がどんなふうに働くのかも。
お陰様で、微益ながらもトータルでは順調に勝ち続けている。けど、あんまり喜びとかはない。
途中、一喜一憂していた頃のほうが楽しかったな、と複雑な気持ち(所謂ないものねだりってやつ)になったりもしたけど、今はこれでいいんだと思っている。
感情の移ろいやドラマを楽しみたいのか、それとも成果を上げたいのか。ってことなんだろうなと。
それはともかく。変化が見えるって楽しい。