Iさんの話~お洒落に目覚める~

Iさんと初めて出会ったのは彼の職場です。最初は誠実で純粋な人だと思いました。当時私はOさんという何年も「いいな」と思う男性がいたので、Iさんに対して特別な感情は湧きませんでしたが、何故かその日から日記を付け始めているのでそれを元に書いていきます。

私はその日、手入れのされていない足に数年前に買ったキレイめのミュールを履いていました。お客様相手の仕事をしているので、それなりに気を使っているつもりでしたが、見えない所はどうでもいいという元々のズボラな性格を間の当たりにして、何だか恥ずかしいと思ったことは覚えています。

以前、断舎離をしてから仕事用以外の靴は買っていなかったんですが、無性に鞄と靴が欲しくなって1か月半で相当買い替えています。加えて足のお手入れもするようになりました。

鞄とか靴を変えたくなる時は転機のサインと言われるらしいですね。(心の声:オシャレな方は別だと思います)「これは絶対に何かが変わる!」そう確信して舞い上がっていた私の前に現れたのはSさんという男性でした。