生き金

相変わらずジュエリーへの愛が止まらず、あれから更に2点買ってしまいました。

少しずつ届き始めた物をジュエリーケース(これも買った)に入れているのですが、こんなにも趣味が変わるのかと驚いています。

私はあの子と相談して彼女の欲しい物を買うようにしていますが、姿も見えないし会話もできません。私の意思とは関係なく、欲しい物だけに胸がざわつくというか心で感じるだけです。

先日、勢いで自分が欲しかったブラックダイヤのリングを買おうと思い立ちました。それは数年前に購入したものの、サイズが合わず数日で落としてしまって今も未練が残るものでした。

商品ページを見るとやはり素敵で欲しいと思うけれど、あの子が欲しがっていないのはわかる。それには全く反応がありませんでした。代わりにあの子が反応したのはピンクゴールドにピンク系の石が付いた華奢なリングです。全く趣味じゃないけど買いました。

昨日それが届いて早速付けてみたら胸がざわつきすぎです。相当喜んでいるのだと思う。私の年齢では可愛すぎるしチープなものだけど買って良かった。似合っているような気もする。

 

思い返せば子供の頃、親はいつも色違いを買ってきたけれど私に選択する権利はなかった。兄弟が選んだ残りをあてがわれて嫌いな色ばかりでした。それがどれほど嫌な事だったのかもわからないし、こうしてこじつければきりがありません。

だけど私は二度とあの子に我慢をさせたくない。あなたには受け取る価値があるのだと形で示してあげたい。選択肢を与えて、あの子の選んだものを全力で肯定したいんです。例え後数年で身に付けられなくなったとしても、このお金は無駄ではないと思います。

 

余談ですが、あの子の選んだ石はパワーストーンとしての役割もあり、石の意味は「愛への気付き」「今を生きることの大切さ」だそうです。

悲しみの理由を消滅させ、自分自身を愛せなかった原因を崩壊させます。自分を愛する事こそが他者と愛し合うために必要不可欠だったと理解させる、とありました。