許可

このブログを書き始めて1年が過ぎました。

この1年はとても長く感じた。これは占星術的に見ると、自分探しの旅は2015年から始まっていたようです。そして去年の夏がきっかけになり、今年の夏までは多くの人が変化を感じる星回りだったそうです。

テーマは「自分らしさ」「自分を愛すること」。これは単なる偶然なのか、私も知らず知らず変化の波に乗っていたんだろうか。私も自分自身や自分の人生について、かつてこれほど真剣に向き合ったことはありませんでした。正確に言えば、向き合っていたつもりだっただけ。

 

私はずっと幸せになりたいと願い、幸せになるための条件を探し続けていた。お金があれば幸せになれるはずだと考え、トレードにのめり込んだ。複雑な人間関係、厄介な上司、面倒くさい会社。総じて上手くいかない人生は、潜在意識で簡単に変えられるはずではないかとパワーストーンにはまってみたりもした。

だけどそれらは全て思うようにならず、潜在意識難民を経たのち、もう全部やめてしまおうと諦めた時にIさんに出逢いました。

それから「自分を愛せる人」になりたいと思うようになりました。ACの克服、潜在意識の開発、なによりも生き辛さから解放されるには、まずそこからだと考えたからです。

あれから2年が経ち、私は今、はっきりと「自分を愛している」と言い切れる。

何がきっかけでこうなったのかを書こうと、ずっと考えているのですが答えが見つかりません。だけど今年の4月に自愛という記事に書いている通り、まず自分を知り、自分の本当の望みに気付いてあげることから始まったのだと思う。

私はもう何か月もトレードをしていません。今の自分が本当に欲しい物はお金ではないと気付いたからです。もちろん生きていくためにはお金が必要ですが、お金さえあれば幸せかというとそうとは思えない。

大金がころがりこんできたわけではないので、いざ手にしたら変わってしまうかも知れないし、これから人生を考えた時、大きなお金が欲しいと願うかも知れない。だけど、お金「だけ」では、私は幸せを感じられないということだけは変わらない気がします。

私の今の幸せは「自分らしく生きること」ただそれだけです。

誰かの為に生きるのではなく、自分の為に生きること。Iさんに出逢う前なら、随分と利己的な考え方だと感じていたでしょう。「自分の為」という言葉の意味を履き違えていて、他人の為に生きることが美徳だと考えていたから。

でもそれはただの自己欺瞞だった。本当は自分のことしか考えていなかったのに、誰かの為にと自分にずっと嘘を付いてきただけだ。

今は、自分すら幸せに出来ない人が他人を幸せに出来るはずがないと、そう思っています。私は誰かの為に生きる振りをすることで、見返りとして幸せにしてもらおうとするセコい人間だったのです。

自分を愛するということを常に意識しているわけではありませんが、誇れるものが何もなくても、人より劣っていても、私だから意味があるんだと、そう思えるようになりました。異論は認めない。(強気)

人は何も持たずに生まれてくる。生まれた後からくっついてきたものは単なる付属品でしかありません。時の流れと共に、世の中も人も移り変わる。今日価値のあるものが明日も価値があるとは限らない。最後に残るのは自分だけだ。

過去の私は幸せになる権利がないと思っていた。幸せになれない理由をあげつらえ、「~だから幸せになれない」と自分に呪いをかけ続けた。ですが、幸せになるのは義務であると、そう思えるようになりました。

幸せになるのに、世間や他人の許可など要らない。ただ自分に許可を出せば良かったのです。