なる

潜在意識系で「なる」という方法?があります。例えばお金持ちになりたいなら、今「なる」。片思いの彼の恋人になりたいなら、今「なる」。「なった」からといってその通りになるとは限りませんけど、引き寄せやすくはなるみたいです。

私はずいぶん前にこの方法を知りましたが、その頃は全く意味がわからなくて。お金持ちの私に「なっている」のにどうして財布の中身は変わっていないのか、彼の恋人に「なっている」のにどうして自分の傍に彼がいないのか。多くの人はそう考えると思います。

「なる」は思い込みやなりきる事とは違い、心の状態を「なった自分」にシフトするということらしいのです。簡単に書いてますが私には深くて難しすぎる。だけど「なる」だけだから簡単だというパラドックス

実際、お金持ちに「なっていた」ら、現実にお金持ちになった方もいらっしゃいまして、その方たちは「なっている」間、全く不足感を感じていないのです。もちろん恋愛でも彼の妻に「なっていた」人が現実で妻になった場合も、不足感どころか充足感に満ち溢れておりました。

人間は1日に約6~7万回思考をしているという。そして、そのうち8割がネガティブな思考をしているそうです。「なった」人は、この無意識にとめどなく流れてくる思考を気合いで塗りつぶしているのです。

 

結局、幸せってなんだろう。最近そんな事を考えています。

確かにお金があれば幸せは感じやすい。けれど、なければ不幸だと考える思考こそが既に不幸なのではないかと思ったりする。お金だけじゃなく、人も物も全て。

給料は上がっても税金で持っていかれて手取りは下がる。それでも物価は上がり続ける。これでは働く人々の不満は尽きることがない。

少し前に『本当に幸せな人とは、どんな状態でも幸せでいることができる人』といった内容の記事を読みました。うろ覚えだし、検索しても見つけられませんでしたが、心の在り方について書いてあったと記憶している。

不幸か幸せかを決めるのは現状ではなくて、心の状態を指すんじゃないかと考え始めた私は「なる」ってそういうことなんじゃないかと思うんです。

願望が叶うか否かは別の問題として、本当の幸せって自分の心を制した人しかわからないんじゃないかって。