バッグ

先日、コンビニのATMで財布をバッグに入れようとしたら、片方の持ち手がビローンってなった。かんぬき状の金具が抜けて持ち手が外れた模様。

物が壊れるのはいいことだ。新しいバッグを買おう。そうしよう。

家に帰るなり楽天を検索する。同じブランドを扱っている店舗で、何気なく持ち手の外れたバッグを見てみた。『現在お取り扱いはしておりません。再販未定。』そうなのだ、ここのバッグはいつでも買えるわけじゃないんだよ。

そう思ったら途端に惜しくなってきた。持ち手さえ直ればまだまだ使えるし、もしかしたら二度と手に入らないかも…。なーんて、さっきまで新しいのを買う気満々だったくせに。

とりあえず、かんぬき状の金具を探そうとバッグを漁る。中身を出して、もちろんバッグインバッグのポケットまで探す。「やっぱりないかー」そう思った時、名刺入れの間に光るものが挟まってるのに気付く。修復完了。

それはそうと。物が壊れるのはいいことだとしても、直った場合はどうなるんだろう。なんて考えてしまったよね。

次の日。決算賞与をもらった。決算賞与は文字通り会社の業績に応じてもらえるものだが、ウチはあんまり関係ないっぽい。もちろん業績が良くなくてはもらえないが、すごく良くてももらえない時のほうが多い。要は自己愛の気分次第ってことだ。

結果。直った場合もいいことが起こると私は決めた。

でも。「バッグを買え」と言われているような気がしてならない。