Alive

以前、私の中には最低でも3人の人間がいた。

①共感性が薄く、無駄に合理的な人間(多分、生来の気質)

②幼稚で夢見がちな理想主義の人間(生育環境によるもの)

③快活で強気な人間(主に仕事時の気質)

多重人格とかではなく、並行して違う世界が並んでいたのです。プライベートと仕事の時に人格を使い分ける人は多いだろうが、割り切ってどれかを偽ってるわけじゃないから非常に疲れるのであった。

今思えば、やはりこれこそが生き辛さの根本的な原因だったのだと思う。外部からの影響など、さほど問題ではなかったのです。

最も疎ましく、必要のない②の自分が薄れていくのを、私は結構前から感じていました。そのために頑張ってきたのだから喜ぶべきことなのだけど、怖いのは『揺り戻し』への不安だろう。環境を変えないまま潜在意識を変える時、これが一番のネックになる。

中途半端に進んでやっぱり戻る、なんてのは年齢的にもリスクが高すぎるのである。運気の良い時は調子に乗って浮かれ、運気が悪くなると落ち込んだり弱気になったりするようなフラフラした軸では周囲を混乱させるから。

 

インナーチャイルドを大人の自分が癒す→統合という流れのようですが。この場合における統合とは『自分に還る』ことだという。

ここからは私見になります。

「疎ましく必要のない」とか書いてしまいましたが、これこそがインナーチャイルドで、②の自分は、私を守るために必要だったから生まれたのです。しかしインナーチャイルドは子供だから、もう必要がないことを理解できないんじゃないですかね。

あれですよ、小さな子供が「僕が守ってあげる」というのに似ている。現実には無力で非力な子供が大人を守ることはできません。しかし子供は子供なりに真剣に、良かれと思ってやってくれているのです。

なぜ統合を果たせば生き辛さが解消されるのかというと。まず潜在意識とインナーチャイルドは深く関わっています。自分を守ろうとするゆえ、結果的には邪魔をしていることになるから。おそらく、望み=リスクだと認識してるのではないかと。

似た言葉になるけど、子供なりに考えた防衛策であり、生きる術だったのだと思う。その時はそれが精一杯だったのだから、責められるわけはありません。

感謝して労い、安全な場所へ導いてあげるのが、大人になった自分の役目なのです。


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あー。やっと終わりましたね。

ここで一旦、御礼申し上げます。

ありがとうございました。