不貪

”ふとん”と読みます。

ヨガ哲学の言葉でアパリグラハを直訳するとこうなり、非所有の概念だそうです。(ヨガやってないので哲学とかはよくわかりません)

アパリグラハとはざっくりいうと、貪らない、欲張らない、溜め込まない、手放す、執着しない。「モノも感情も必要最低限しか所有しない」という解釈が私は一番しっくりくる。

『思考しない生き方』になってから結構経つと思うんですけど、そもそもなんでこうなったのかよく覚えていません。きっかけはあったんでしょうが、覚えていてもしょうがないので手放したんだと思います。

もちろん四六時中、思考してないわけじゃない。そんなことしたら死にますからね。考えるべき時は考え、必要のない時は止める。それだけ。

ただモノに関しては、必要最低限とは逆方向かもしれん。昨年末、ふるさと納税デビューしたのがきっかけで、すっかりお取り寄せにハマってしまっていまいまして。食がめちゃくちゃ充実しているのだ。でも執着って感じではない。

あってもいいし、なくてもいい。こう聞くと「なくてもいいなら無駄遣いじゃない?」って以前の私なら考えただろうけど、モノ自体とモノへの感情は別なんだよね。

欲するのはよいこと。買えるなら買えばいい。買えないなら忘れればいい。私に必要なら、しかるべきタイミングでやってくる。

なにもかも委ねてしまえばいいの。