水面下

今月の頭、”母と連絡がつかない”ときょうだいからメールがあった。いや、生きてるよ。だって20分ほど前に鬼電があったもん。出てないけど。

きょうだいは母に用事があるのではない。母の実家を継いだ亡き長男のお嫁さんは、母と連絡がつかないときょうだいに電話をしてくるのだ。そしてそのケツは私に回ってくる。

それもこれも自分はトチ狂ったように電話をかけるくせに、かかってきた電話には全く出ない母のせいである。先々月だったか、「あんたが電話に出ないから私は毎回面倒に巻き込まれてんだよ。いい加減にせぇよ。」とカチ喚いたのだが全く響いていない。

とはいえ、その伯母さんとて母と話したいわけじゃなく。入院している母の姉の容体が芳しくないようで、「知らせておかないと後でなにを言われるかわからないから」という不健康な理由が主である。

いやいや。こうしてきょうだいに連絡してんだから「出なかったあんたが悪いー終了ー」でいいんじゃないかなって思うけど、この伯母さんは本当にいい人だからなぁ。

何回かのやりとりの後、「伯母ちゃんがあんたのこと『偉いね』って言ってたよ。(母が)あんたのことは褒めてるみたい。」と書いてきたので、「あいつ(母)が褒めるのは都合のええ人間だけやで。嫌われたほうがマシ。」だと返信した。これは本音だ。

この連絡がくる少し前に「(きょうだい)に頼みなよ。」と母に言ったら「”あれ”はしてくれないから。」と言った。”あれ”扱いもどうかと思うが、”してくれない”で済むなら別にしなくてもいいんじゃないのって話でさ。

するときょうだいからは「あんたばっかりに押し付けてごめん。なんかあったらいつでも言って。」と意外な返事が返ってきた。や、私はきょうだいにはなんも思ってないよ。その代わりに親戚付き合いは全部やってくれてるんだし。

 

その日以来、母からの電話はパッタリなくなった。もしかして死んでるのか?その後どうなったかきょうだいに聞いてみると、連絡はついたけど、今は自分が粘着されてるとのこと。なるほどな。

先週はほんと色々あってさ、とどめに買って10か月しか経ってないパソコンのHDDが壊れてさ。こっちも踏んだり蹴ったりなのよ。それでも水面下で流れは変わっていたようだ。

気分が軽い。