Windowsの検索ボックスには検索ハイライトのアイコンが引っ付いていて、その中の「今日の言葉」をたまに覗いている。
この間はルキウス・アンナエウス・セネカという人の名言だった。
・どんなに豊かな土壌でも、耕さなければ実りをもたらさない。人の心も同じである。
・中傷を受けない賢人よりも、中傷を受けても動じない賢人のほうが格が上だ。
・生きることの最大の障害は、期待を持つということである。それは明日に依存して、今日を失うことである。
・貧しい者とは、ほとんど何も持っていない人間のことではなく、もっと多くを渇望する人間のことを言う。
・もっとも厄介な奴隷状態とは、自分自身の奴隷であることだ。
・すべてのことを自分の意のままにしたいなら、まずあなた自身の理性を意のままにできるようにすることだ。
一部を抜粋したが、セネカさんは約2000年前の人らしいのよ。ユダヤのタルムードに至っては5000年前だそうだけど、何千年も人間の本質が変わらないってちょっとした異常事態じゃないのかね。それとも「そういうもの」なのか。
すべての人が幸せになる未来なんてこない。
いつの時代も知っている者と知らない者がいるだけだ。
「希望を持たぬ者は、絶望することもない。」のだと。
「希望を持てない」と絶望して嘆く状態は、不自然なのですよ。
