「若い時の苦労は買ってでもしろ」もうこんな言葉が通じる時代ではないのだと思う。

今はできるだけ苦労したくない、難なく最高の人生を歩みたいという傾向にあるらしい。言い換えれば最良・最善のモノを誰かから与えられたい、とも取れる。

いいと思いますよ。私も苦労はしないほうがいいという考えなので。

しかし。与えられるのを待つということは選べないってことだ。選んでないのだから、与えられたものが気に入らなければ、文句を言うしかないのである。

苦労した分の見返りがあるかというと、必ずしもそうではなくて。でも越える力は身に付くかもしれない。それもやはり自分次第なのだけど、もしも身についたなら人生は楽になる。

ヒトのまま恵まれたペットのように生きることはできるのか。ペットは保護の対象だから可愛いのであって、同じヒト同士ではそういうわけにはいかないだろう。

もっと優れた存在なら恵まれたペットのように生かしてくれるのか?たとえばいつかヒトを超えるAIとか?合理的なAIはそんなことをしないと思う。

ある意味、壮大な願望だよな。極限られた一部の人は別として。

世界が豊かになれば豊かさは当たり前になる。それでもヒトって夢を見ることだけはやめられないのね。

ヒトは夢を叶えるため、ではなく、夢を見るために生まれてくるのかもしれんな。